こんにちは

私の話は普段から圧倒的に冷えの話が多いですが、実際に施術段階になると一番重要視しているのは肩甲骨かもしれません。

もちろん、どの体の部位も等しく重要には違わないのですが、最も悩みを抱えやすい部分は肩甲骨周辺であるように思います。

と言うのも肩甲骨と言うのはその成り立ちを考えても有り様が矛盾しているんですね。

特に現代人の生活スタイルを考えるとどうしても肩甲骨は不調を抱えがちになります。

肩甲骨はもともと4本足の動物で言えば前足の根幹にあたる部分です。

だから本当はかなり力強く、しかも可動域がかなり広くとられている骨になります。

大地を自由に駆け回るため、あえて固定されていません。

そんな肩甲骨ですが、今はダイナミックに大きく使われる事は少なく、私たちの背中に1日中張り付いている状態になっている方も少なくないと思います。

そうなってくると、肩甲骨周辺の筋肉は縮んで固まり始め、どんどん可動域が狭くなり、もはや背中にぴったりとくっついているだけになってしまう…

そうなると肩甲骨中心に血流が悪くなってしまって肩こり、首こり、背中の痛みなどが起こってきてしまいます。

これらのいずれを考えても肩甲骨周辺の緊張やこわばりを改善していかないと、部分で対処しても効果が薄いんです。

人によっては肩甲骨のことを「翼」と言っている人もいます。

肩甲骨の可動域が小さくなってしまうと、それによって翼がもがれたかのように考えの枠も小さくなってしまい、一気に老け込んだかのようになるなどと言われたりもしています。

これに関してはついなるほどと思ってしまいますね。

肩甲骨は人間に栄えた翼です。

いつでも自由に羽ばたけるように普段から腕を大きく動かして凝り固まらないように注意してください!

今日もあなたにまんぷくが降り注ぎますように!