金山城は1469年に新田氏の後裔岩松家純によって築城され、下剋上によって城主となった由良氏の時代に全盛を迎える。
武田氏、上杉氏、後北条氏などの有力戦国大名から10数回に及び攻撃を受けるが、そのたびに撃退して一度も落城することなく、その堅固さを誇っていた。
その後小田原北条氏の謀略に落ちて支配下となっていた1590年、豊臣秀吉の北条氏征伐によって廃城となった。
それから400年以上経って、発掘調査が始まり、復元整備されている。
山の上なのに池があり、戦いの勝利や雨乞いの儀式が行なわれたと思われる。
石垣も復元されたものだが、下部には当時のものが見られる。