水戸城 つづいて北上して茨城県の『水戸城』跡へ。 鎌倉時代に最初の館が築かれたが、1590年佐竹義宣が攻略して拠点とした。 1602年佐竹氏の秋田移封後、徳川家康の11男頼房が初代水戸藩主となって以降、代々水戸徳川家の居城となった。 天守閣は築かれず、代わる三階櫓が象徴であったが、昭和20年に焼失。 こちらも石垣を一切用いず、土塁によって城を築いた。 第9代藩主徳川斉昭は、1841年に三の丸藩校『弘道館』を創立した。 現在は本丸の上の水戸第一高校に移築された「薬医門」のみが現存する唯一の建築物である。