九州の最後は、福岡市の『福岡城』である。
1600年、関ヶ原の戦いで勝利に大きく貢献した黒田長政は、筑前藩の初代藩主となる。
父の黒田孝高は城づくりの経験が豊富で、二人は領国経営の利便性を考え、その知恵と技をふんだんに取り入れながら、古代の迎賓館である『鴻臚館』がおかれたところに築城する。
巨大な城には、敵が攻め込みにくい複雑な石垣の上に、侵入を防ぐための大小47の櫓や10を超える城門が置かれていた。
現在は石垣や門、櫓、堀などが保存されている。
これで九州13城制覇し、トータル81/100となった。