毎年3月3日と10月19日のみのご開帳日なので、今日行くことにしていた。
浄楽寺は1185年に源頼朝が、父義朝の霊を弔うため鎌倉の大御堂ヶ谷に勝長寿院を建てたが、1206年に大風で破損したため、北条政子と和田義盛が、そこの本尊をここに移したと伝えられている。
その本尊が、中央の阿弥陀如来像、向かって右に観音菩薩像、左に勢至菩薩像の阿弥陀三尊像である。
コンクリート製高床式の収蔵庫に安置されていた。
かなり簡単な仕切りがあるだけで、間近で拝見することができる。
この阿弥陀三尊像とそれを守護する毘沙門天像と不動明王像が、後々両立像胎内から発見された銘札から、仏師運慶の作であることがわかった。