1853年の黒船来航により、幕府は翌年日米和親条約を締結し、箱館を開港場とした。
『五稜郭』はその箱館を治めるために設置した箱館奉行所の防備を固める目的で築造され、1864年に完成させた星型(稜堡式)の西洋式土塁(城郭)である。
稜堡式の城は防御に死角がないというメリットがある。
しかし外国勢との戦いの舞台になることはなかった。
その後の旧幕府軍と新政府軍との戦い“箱館戦争”の舞台となり、新撰組副長土方歳三はここで戦死する。
『五稜郭タワー』からの眺めは五角形の縄張りなどの景観を楽しむことができる。