父が母の認知症を受け入れるまでの過程も色々ありました。

私は認知症の末期や、周辺症状が酷い方々をケアする環境での仕事。

母がアルツハイマー型認知症だと診断を受けて、その後どんな経過を辿るのか。
一般的な進行に当てはめて予想はできます。
診断を受けてから、最悪の場合には精神科に入院するほどに酷くなる可能性もあるかも、と何となく覚悟を決めつつ関わってきました。
アルコール依存症になるのは予想外でしたが…

でも、父は違います。



正直なところ、進行抑制の薬といっても目に見えて効果があるわけでなくタラー
どこまで抑制できているのかなんてわかりません。
飲むことで怒りっぽくなる場合もありますしね。
それでも治療をしているという安心感があるのでしょう。

近頃アルツハイマーの治療薬も話題になりましたが、私はアルツハイマー自体はそんなに恐れるものではないと思っています。
本人にとって忘れるからこそ幸せなこともあるように感じます花

ともかく、徐々に母の認知症は進行。
母が自分で食事や内服管理をできなくなった頃。




こういった、医療系だと思わせつつ勧誘するようなやり方はどうにも腹立たしい炎

アルツハイマー型認知症が治るならこんなに施設も病院もアルツハイマーだらけにならないピリピリ
正常圧水頭症とかビタミン欠乏とか治療して治る認知症もありますが…整体でなく脳外科に行くよね。

今のところは自宅で生活できているので問題ないと父に伝えました。
そして今後起こるであろう問題について、少しずつ説明。

でも、当時の父はイマイチ理解ができていませんでした。
母に対して「何度同じ話をするんだ!」「さっきも言っただろう!」と怒鳴ることはしょっちゅう。
なのに、施設入所など現実的な話をすると、私が母に対して冷たいと怒ることもありました。

そのうちに母の症状が進む姿を見て、徐々に理解が深まり
…というか諦め?受け入れ??

最終的にはケアマネさんに驚かれるほどに、母の認知症状へ対応してくれていました。

介護者の受容過程というのも大切だなあと今になって思います。


介護って先が見えなくて、疲れてしまいます。
子育てとダブルで負担が来ると、本当に大変ゲッソリ

そんな日々でもなんだか笑えたり、嬉しかったりすることもあって。
うちは子ども達が小さい頃にシングルになって実家に出戻ったので、我が子達はすっかりおじいちゃんおばあちゃんっ子。

何度も同じ話をする母への子ども達の対応は、ものすごく優しい!

我が子ながら尊敬です。
そしてそんな孫を育ててくれた父と母の凄さに感謝です。

一旦介護のお話は終了。
明日からは看護学校のお話に戻ります。