先日、最後の「俳句」合評鼎談の最後の収録を終えた。数日空けて次は年鑑の収録を京都の大徳寺ですることとなった。このお寺は黒田杏子先生とご縁のある場所。ここの住職と親しい横澤放川さんが企画。しかし、多忙なご住職はこの日にお茶会があってほんの少しお話したのみ。爽やかな副住職がご案内。襖絵も見学。

そして一年間の鼎談から選んだそれぞれの句から鑑賞をしていき、無事終了。







終えてから、以前京都の友人に教えて頂いた綴アイノマチへ。どのお料理も美味しく、日本酒好きな放川さんも、ビール党の抜井さんも角川のお二人も満足して帰路へ。


ホテルにチェックインしてからそれぞれ朝ご飯を買いに行く。

翌朝は遅めの集合にして、京都の観光スポットは一切見ずに奈良へ。乗換案内や地図アプリを見ながら秋篠寺で技芸天を観た。

静謐な空間に佇む仏像の数々に言葉を失う。

秋篠寺には沢木欣一氏や細見綾子氏も過去に訪れて佳句を詠まれている。

  女身仏に春剥落のつづきをり 細見綾子

62歳の作とのことで、あと数年してもこの境地には至らないだろうと。それでもその秋篠寺に鼎談の三人で立てたのがよかった。



そのあと腹拵えをすべく探すもお好み焼き店しかない。「多賀」の暖簾を潜れば、年配の美しいママさんが一人で切り盛り。お好み焼きも焼きそばもカウンターの大きな鉄板で焼いてこちらの鉄板に移してくださる。こんな多忙な中、呑まない私だけ冷コーヒーを頼むと豆から挽いてくれて美味。

居心地の良いお店であった。







そのあとにざっくり聞いた道筋から仁徳天皇皇后陵を探して歩く。帰りはバスに乗るも来たのは違うバスで途中で降りることに。こういうのもバス旅みたいで楽しい。最初の駅のコインロッカーに荷物を預けた我々はそこに寄ってから京都に移動して解散。

良い旅だったな。




面白い案山子が。





鼎談の横澤放川様、抜井諒一様一年間お疲れ様でした。石川編集長や豊田様ありがとうございました。

◆篠会員及び贈呈先の皆様へ◆

本日9日「篠創刊四十周年記念号」発送しました。普段お送りしている方にも送らせて頂きました。明日が祭日で最近は遅いため場所によっては週明けとなると思います。

会員の方で余分に必要な方は実費+送料でおわけしますのでお申し付けください。

◆句会については一つ前の記事を参照ください。今月は六本木句会が26日ルックハイツ新宿、22日はのん句会です。