少し前になりますが、新居から朝霞駅の銀行に行くときに、国重要指定文化財の旧高橋家住宅に行ってきました。市民でありながらも、前は月一公開で日程が合わず、まだ二度目の訪問です。
旧高橋家住宅は江戸中期に建てられた木造平屋建て・茅葺の農家建築で、平成13年1に国の重要文化財に指定されました。主屋以外に、納屋・倉・木小屋・井戸小屋・祠などもあり、雑木林や畑が広がっています。竹林からの風が気持ちよかったです。
磨き抜かれた室内は黒光りしています。
竹を一度燻して強度を高めた梁は当時のままだそうです。
下段左 囲炉裏はほぼ一年中今も焚かれています。
下段真ん中 遊びに来た子どもたちのために昔懐かしい玩具が用意されています。
下段右下 当時の秤をまだ使えるよと係りの方が実際にご自分の体重を測っていました。
庭も広く、様々な植物があって、係りの方がこの辺りまで昔は海であったこと(川越の喜多院のある仙波もですね)や、小江戸から江戸への川の輸送の際に、朝霞の野菜が沢山送られたことなど話してくださいました。
海の近くに住む夢がありながら朝霞市に家を買った我が家ですが、江戸時代にはすぐそこまで海だったのだと知って待ちとのご縁を感じました。新居は窓から家しか見えませんが、旧居マンション前の畑から秋には虫の合奏が聞こえて、休畑期に植えられていた植物がさわさわと波のような音を立てていたのが懐かしいです。
旧高橋家住宅に一人で行くと、全くの一人ではなく人との程よい距離感があって、穏やかな気持ちになれます。
秋には餅つきイベントも行われますので、詳しくは朝霞市のホームページをご覧ください。
9時AMから4時半PMまで
下記の休園日以外は公開されています。
休園日
月曜日(休日に当たるときは、開園) 休日の翌日(土・日曜日・休日に当たるときは、開園) 年末年始(12月27日~1月4日)
最寄は朝霞駅で東口から徒歩25分←ちょっと距離があります。
タクシーに乗られるか←南口の方が沢山来ます。
あるいはお近くの方は自転車で。
国際興業バス 内間木行「根岸」下車徒歩7分
市内循環バス(根岸台線)わくわくどーむ行「岡3丁目」下車徒歩3分