朝晩がすっかり冷え込むようになりました。さて、流石にもう赤く色づいているだろうと、11月23日に行った平林寺に取り急ぎタクシーで再訪しました。

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門の周りは色づいていましたが、中の方の紅葉山がやはりまだ三分ほど。更に紅葉且つ散るならぬ紅葉且つ枯れる状態でした。温暖化の影響でしょうか。
ここの紅葉も私の好きな六義園の紅葉も、また桜もですが、最盛期に出逢う事は滅多にないのだなと痛感させられます。

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そういう意味でも、景色とも一期一会とも言えますね。
これはわが町で私が持っている句会後の会場から見た夕焼けです。
以前の私は部屋から夕焼けを見たり、夕暮れ時に一人で外を歩いていると、どうしようもない寂寥感に襲われたものですが、(詩人であった亡父岡田隆彦も夕焼けを見ると何処かに行きたくなる「たそがれ病」だったとのことです。)仲間や家族と見れば美しいと思えるようになりました。
それというのも、ここ数年に近しかった人々の訃報を次々聞き、その人達の為にも生きている者がきちんと今を生きなければならないと実感したからです。

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その夕焼けを見た俳句仲間と母の見舞いの帰りのターミナル駅である代々木のカフェへ。金魚カフェとカフェふうがをアルコール抜きでココナッツカレーとケーキセットを頂きました。正に命の栄養となるようなひと時に感謝しつつ。

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そして、最近母の代わりに篠の発行だけでなく、ビル業も代行しているため、本日は病院のある麻布から一路神保町へ。一番上は神保町の博報堂のビルの裏手のツリー。そして下段左と中央は和光市駅前風月堂、
左端は自作のロールキャベツです。
外出が増えている為、私の一番得意で好評な料理を隙間時間に作っておきます。

今日最近持ち歩いていた、俳人協会埼玉支部の事務局でご一緒している長浜勤さんの句集『黒帯』『車座』を再読して、俳句というものの魅力を再確認しました。
やはり句集には、作者の人となりが表れて改めて感動します。
色々な事が同時進行でも、心を亡くす「忙」とはならず、篠については、出来る事から一つずつやっていきたいです。
篠は暫く今の形で、送れても必ず発行致します。
会員の皆様、そして篠やブログを読んでくださる皆様に感謝しています。

時の流れに逆らわず、いつか土塊となって自然に還る日まで、一瞬一瞬を大切に生きたいと思います。

季語が秋の季語ですが、平林寺の一句。

山門に紅葉且つ散り人もまた      麻乃