おすそわけ僕は綺麗なものが好きでそれを探してもうずいぶん歩いてきた 右手にチョコレート個人的なお気に入りいつでもいっしょ 「ねぇ、私にも、 そのチョコレートちょうだい」 振り返ったときの優しさと不安の混ざった笑顔きっと忘れない パキンと音を立てて二つに分けてみるほんの少し大きいほうを君にあげる 「ありがとう、 私のクッキーも 一緒に食べよう」 そう言ってくれた君の隣に僕は座るはじめて僕は隣に座った サクサクのクッキーがチョコレートの甘さと混ざり合って溶ける 僕は笑顔になれた