映画『NINE』を観にいきました。
『シカゴ』のロブ・マーシャル監督の作品で、今回も同じようなミュージカル映画です。
スランプ中の映画監督がわりと真面目に女をたらすお話です。
コメディなのかシリアスなのかよくわかりません。
深刻な場面で急にひょうきんに歌って踊りだすから。
イタリアが舞台なのですが、主人公の監督がまさにイタリアの伊達男の代表といった感じです。
女と創作に苦悩するところがもう太宰治にしか見えなくて笑えます。地中海版太宰治です。
渋い中年男子の魅力が好物の女子は観たほうがいいでしょう。
このおじさまは素敵です。こういうおじさまになりたいです。
往年の名女優ソフィア・ローレンも出演しています。
ずっとピーターさんかと思っていましたが、この人が画面に現れるとさすがのオーラです。
他にもニコール・キッドマンとかペネロペ・クルスとかファーギーとか、けっこう有名な人が出ています。
でもやはり一番の見どころはなんといってもミュージカルの部分ですね。
大勢の揃ったダンスはカッコいいし観ていて気持ちがいいです。
『シカゴ』がお好きな人は是非どうぞ。