「音楽はデザート」と言ったのは椎名林檎ですが、今回のアルバムも美味しく戴きました。
いつものようにきれいなシンメトリーの配曲ですね。

1.生きる
2.電波通信
3.シーズンサヨナラ
4.勝ち戦
5.FOUL
6.雨天決行
7.能動的三分間
8.絶体絶命
9.FAIR
10.乗り気
11.スイートスポット
12.閃光少女
13.極まる

ご存じない方のために解説しますと、『能動的三分間』を中心として曲のタイトルの文字が同じ配列なのです。

<□…漢字 △…カタカナ ○…ひらがな alphabet…●>
1.□○○
2.□□□□
3.△△△△△△△△
4.□○□
5.●●●●
6.□□□□
7.□□□□□□
8.□□□□
9.●●●●
10.□○□
11.△△△△△△△△
12.□□□□
13.□○○

林檎女史曰く「左右対称でないと気持ちが悪い」とのこと。
酷いときには演奏時間や製品番号の数字までシンメトリーにするほどの凝りよう。
(44分44秒とかTOCT-24942とか)
DVDや公演チケットの金額をシンメトリーにしたこともありました。

それから曲と曲の間の静寂(ギャップというそうです)がものすごく短いのも椎名林檎が作るアルバムの特徴です。ギャップが極端に嫌いだそうです。

こういった偏狂とも言えるこだわりが椎名林檎を好きになったきっかけです。
僕はこういうどうでもいいことに執着する人間が大好きです。

『スポーツ』には林檎さん以外のメンバーの作品も多く収録されているのですが、僕はやはり林檎さんの拵えた曲がキャッチーで好みのようです。

(※音が少し大きいかもしれない↓)


今夜、NHKで東京事変の番組が放送される予定です。
興味がある方は是非。
※ NHK総合 23:30~24:00 『MJ Presents 東京事変』