2月10日、雷ライブでおなじみの浅草東洋館に寄席を観に行きました。
鳥居みゆきが出演しないお笑いライブを観るのははっきり言って初めてです。
11時開演ですが、10時前に浅草に到着して東洋館近くのローソンに行きます。
3月のGETライブのチケットを取ろうと思って。
LoppiでLコードを確認したあと店内をウロウロしていると、9時58分にLoppiに先客が!
やっべーと思って後ろに並ぶと、その人が入力してるLコードがまさにGETライブのLコード(笑)
鳥居ファンの10日10時のローソン占拠率って…。いやいや、でも髭男爵のファンかもしれない。
なんとかチケットも取れたので、11時まで浅草をブラブラして時間を潰します。
浅草はゴミ箱まで風情がありますね。
街並み全体がお江戸っぽくて外人さんの観光客は大喜びでしょう。
呉服屋らしき店の屋根には泥棒が。
おたくの千両箱盗られてまっせ!
往来にいきなり顔抜きパネルが置いてあるけどニーズはあるのかしら。
小向美奈子で有名な(?)浅草ロック座。
小向美奈子ロングラン上演ですね。
ちなみに先月がなり高橋オン・デマンドから彼女のDVDが出たそうです。(←どうでもいい情報)
ストリップってどんなんなのかちょっと興味ありますが実際に入るのはおっかない。
でも東洋館はもともとフランス座というストリップ劇場だったそうです。
浅草を堪能したので会場に戻りいよいよ開演です。
東洋館はわりと小さいホールですが、お客さんの入りは10~20人くらいなのでゆったりとくつろげます。
鳥居さんが出演するときは通路にもパイプ椅子が並ぶほどギュウギュウ詰めですが。
前の方に座ってビールを飲んでおにぎりを食べながら鑑賞です。お茶の間かよ。
(※酒類の持ち込みは禁止になったそうですが、場内で買えばOKと貼り紙がありました)
日曜の夕方はいつも笑点を見て育ってきましたが、生で落語を見るのは生まれて初めてです。
一番初めに落語を口演した三遊亭鳳笑というお兄さんがその後めくりをめっくたりマイクセットしたりする山田くん係になっていましたが、挙動不審で表情もへんてこで好感度大です。
映画『花とアリス』の落研の先輩みたい。(わかりづらい…)
有名な「寿限無」を現代風にアレンジして口演した中堅の落語家さんもいました。
落語家だけではなくて、漫才師やジャグラーやアコーディオン奏者なんかも出演します。
お客さんが少ないので、みんな好き勝手に出演者に声をかけたり相槌を打ったりして家庭的です。
絡みすぎて客と意気投合し、缶ビールをもらって舞台で呑み始める演者もいました。お茶の間かよ。
池袋にある池袋演芸場はもっと客足が悪いらしく、マジシャンが客を一人お手伝いとして舞台に上げると観客が一人もいなくなるそうです。マンツーマンにもほどがあるぜ。
客層はやはり中高年な方々がほとんどです。
最前列にけっこうなお婆ちゃんがいて、お爺ちゃんと二人連れだったのでご夫婦かと思いきや親子。
60代くらいのお爺ちゃんが80代くらいのお母さんを連れてきていたのでした。
「演目中に寝るのはいいけど永眠しないで」と芸人が言ったときひときわウケてました。他人事じゃないよ!
前半のトリを務めたのは真打の三遊亭鳳楽師匠です。
巧みな口上で噺に引き込まれてしまいます。さすがです。
しかもオチの見事なこと。自分が予想したオチの2枚も3枚も上手をいっていました。
仲入り(休憩)を挟んで後半が始まります。
この時点で、エンタメヒットパレードがものすっごい長いライブであることに感づき始める。
一人の持ち時間が10分以上あるので、11時開始で16組終わるのにすでに15時半。
雷ライブより長丁場です。
大本営八俵こと居島さんは雷ライブのとき「人生は短い。だが、雷ライブはうんっざりするほど長いッ!」とネタを締めますが、この日は「雷ライブ」のところを「エンタメヒットパレード」に言い換えてました。激しく同感です。
本日お目当ての芸人さんである「虹組キララと研究生」さんは最後から2番目の登場でした。
キララ様はいつも客席に薔薇を投げてくれるのですが、今回は最前列の最高齢お婆ちゃんの元へ落下。
薔薇は取った人がもらえるのですが、お婆ちゃんは「どうしたらええだ…?」と舞台の方にヨロヨロと返しに行こうとしてかわいかったです。
キララ様は相変わらずのジェンヌっぷりで堂々としていてこのライブで最も笑いました。
この人たちをもっと見ていたい…。24時間テレビに通しで出てくれないかな。(←望みすぎ)
大トリは牧伸二師匠でした。
あれ?死んだんじゃなかったっけ?と思ったけどそれはポール牧でした。すいません師匠。
全部終わったのはかれこれ17時くらい。まさか6時間もかかるなんて…。永眠するわ!
それにしても2,500円でそんなに長い時間楽しめるんだからお得ですね。
普段見られないベテラン噺家の生落語も見られて大満足でした。
今度はおとなりの浅草演芸ホールの高座を見にいこうと思います。