あまり興味はないかもしれませんが僕の余暇の話です。
年末に伊豆に行きました。
伊豆ってところは大げさに言うとコンビニと同じくらいの密度で博物館がありますね。
国道沿いにある「怪しい少年少女博物館」というところに入ってみました。
怪しいにもほどがあると思いますが怪盗ペンギンとでもいうべき謎の巨像が潮風にやられていました。
入り口の脇になぜかボロボロの鳥居が。
強烈な負のオーラに挫けそうになっている間に数組の客が訪れて入っていきました。
意外と人気スポットなのかもしれません。
意を決して中に入ると正面に著名人のサインが飾られていました。
珍品コレクターで知られるやくみつるさんのサインには「わたしにとっての聖地」的な熱いコメントが書き加えられていました。(見にくいですが左上のサインがやくさんのものです)
ミュージアムショップというほどではないですが、ちょっとしたスペースで土産や書籍が販売されています。
書籍のほとんどは秘宝館めいたいかがわしいサブカル本でした。
決してお年寄りや子供と一緒に来館してはなりません。あぶい。
館内にはレトロな(というかヘンテコな)衣装のマネキンやらおもちゃやらがところせましと飾られています。
フィギュアやおもちゃの価値がわからない僕にはほぼゴミ屋敷ですが。
気味が悪い異様な雰囲気です。行ったことはないけど見世物小屋みたいな感じ。
ただならぬ妖気を醸すみちこ。
お料理が得意な南アルプス鳥居。
左の男女のようなファッションが「みゆき族」だそうです。
wikiで調べたら、1960年代はこういう格好に紙袋やズダ袋を抱えて銀座みゆき通りを闊歩するのがトレンドだったようです。現代なら完全にA系ですね。ていうかズダ袋=バッグはヒドイと思う。
人体標本コーナーやらエジプト王家コーナーやら多種多様なカテゴリーが雑多に陳列されていました。
特にコレクションのジャンルにこだわりはないようです。
建物の内部に階段があり、2階も展示スペースになっています。
コケティッシュなモニュメントだかオブジェがありました。
中のご婦人だかブタだかが動く仕掛けになっています。
ちょっと価値観がよくわかりません。
あと、写真はないんですが「あやしい夜の学校」というお化け屋敷仕様の別館があります。
僕は普段お化け屋敷を怖いと思ったことはないのですが、ここは危険を感じるほどの恐怖でした。
何かの気配がひそんでいるような気がします。本物の悪霊や物の怪の類が取り憑いているのじゃないかしら。
凝ったつくりの新しいジェットコースターより老朽化したジェットコースターの方が怖いのと同じ心理かも。
花やしきが閉館されてガッカリしている怪奇フリークはこちらに行ったらいいと思います。
旅行の楽しい気分が滅入るような博物館でした。行ってよかったです。
それよりも入館者の中にガチホモとおぼしき30代前後の男性ペアが最低でも2組いて、薄暗い館内を寄り添うように行動していました。そういう方面の方はこういう場所がお好みなんでしょうか。
途中から展示よりそっちの方が気になってしまい、僕にとっては怪しい青年×青年博物館と化してしまいました。