料理を極めたい、と思っている。
実際に凝り性で、情熱を燃やしているときは朝から晩まで料理のことしか考えていなかったりする。
目標は、ヴィーガンレシピをものにすること。
わたしはペスコ・ベジタリアンです。
魚介のみ動物性食品を摂る人のこと。
そういう食生活をしだしたのはこの1年くらいだけれど、思い返してみると昔から体質的に菜食なのだと思う。
小さい頃から乳製品もお肉も食べると必ず胃がもたれたり気持ちが悪くなったりするので、給食が苦手な子供だった。
放っておいてくれたら良いのに、学校の先生というのはまるでそれが義務であるかのように躍起になって食べさせる、そのことを今だに不思議に思う。
そうして今は別の、わたし個人にとって確かな理由によって、お肉は食べない。
食生活が変わってどんな変化があったかと言えば、まず便秘が解消された。
とても調子が良い。
それに、胃がもたれなくなった(その代わり、燃費が悪くなったけれど。すぐにお腹が空いてしまう)し、太りにくくなった。
少々食べ過ぎても、真夜中に食べても、甘いものを食べても大丈夫。
実は4年くらい前にヨガ教室に通っていて、マクロビオティックに興味を持って挑戦しようとしたのだけれど、その時はあっさりと挫折してしまった。
レシピを見ると色々と買い揃えなければならないものがあったりして(たとえば甘味は米アメでつける、とか)、あー無理だぁって。
当時は実家にいて料理もたいして作れなかったからなのかもしれないけれど、なんというか、こういうものにはタイミングがあるのだと思う。
自分の人生に、何か変化が起きるときというのは。
ヴィーガンという概念を知ったのは、本屋さんで見つけたあるレシピ本がきっかけ。
「ヴィーガン」というのは、純菜食主義のこと。
つまり、お野菜と大豆たんぱく質だけ摂取するということ。
当時漠然と「ベジタリアン」という言葉しか知らなかったので、ベジタリアンにも色々な種類があるということが興味深かった。
実際にあるカフェが出しているレシピ本で、材料も作り方も割とシンプルなのが気に入った。
同時期に独り暮らしを始め自炊することが楽しくなってきて、見よう見まねで作ってはいたのだけれど、実家が偶然そのカフェの近くに引っ越したのをきっかけに食べに行ってみて、とても感動したのだ。
野菜のうま味を活かしたご飯、化学調味料や精製された砂糖を使わない優しい味。
わたしの求めていた味!
それなのに、なぜペスコ・ベジタリアンなのかと言うと、ごくたまに動物性のうまみが欲しくなるから。
以前友人と肉や魚を食すということについて話したことがとても印象に残っている。
「自分だけが食べなくても世界の中から食べる人がいなくならなければ意味がない」と彼女は言い切った。
確かにそうだと思う反面、本当にそうだろうかと抱いた一抹の疑問は今もしこりとなっている。
けれどもしも動物愛護精神というのがぴったりくるのであれば、わたしはきっと猫を飼ったりしない。
ヴィーガンのような崇高なものには、とてもなれそうにない。