パリで暮らすマノンのブログ


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母の友達がパリに来ています。

姪御さんの結婚式。

幼い頃から可愛がってくれている彼女に、思いっきりパリを楽しんでもらいたくて。

体力振り絞って(笑)、でも笑顔満点でご案内をしています。

いつも誰かをご案内していて思うこと。

旅行っていいなーって。

旅をしている人は、みんな笑顔です。

心にどんな悩みを抱えていても、

出発3日前に、どんな悲しいことがあっても、

異国の風がそれらを吹き飛ばしてくれちゃうのでしょう。

なんだか自分まで嬉しい笑顔になれちゃいました!

でも・・・

それにしても、パリの観光名所には人が多い!!!!!




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なんだか一気に初夏のようなパリです。


カフェは人が溢れ、当然、お日様を浴びながら昼間からワイン(笑)。


子供たちも日よけのお帽子が必要となってきました。


チビ姫の額の傷もまだ生々しいのですが、私のお仕事があり、車で


問屋さん街へ。 お約束していた人に会う事と調べものがありました。


まだまだ人ごみやばい菌たくさんの場所は避けたいので(医師はいい、って言ってたけど・・・苦笑)


チビ姫さまとパパさまはお車の中でラブラブデート。


姫様の手を握り、働く女性の白い目を感じながらも、目的の場所を歩いてきました。


途中、姫様がぐずります。


もう帰りたい。


姫もお車の中にいたい。


・・・でも、私も幼い頃、父や母に連れられて様々な場所に行きました。


お仕事でお会いする方にはきちんとご挨拶。


大事なお話の間はお利口さんでいること。


・・・幼い割に結構お上手に出来ていたと思っています。


そして何よりも、家の中の父(特に母)と違う姿を見れて嬉しかった、誇らしかったものです。


だから・・・。


姫さまにもきちんと言ってきかせます。


そして主人も私もどこにでも連れて行きます。


働く親の背中を見れる、っていい教育だと思うのです。


・・・ここおフランスでは、賛否両論だけど・・・!!!


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チビ姫様が、昨日、国立小児病院の緊急外来でひたいを縫う事件が起きました。


主人の仕事場で、おいしそうにおせんべいを食べていた姫。


何を思ったか下に手を伸ばした瞬間、落下。


ものすごい泣き声と悲鳴と、そして私の悲鳴がフロア中に響きました。


私は何が起きたのか、よく分らないまま悲鳴をあげていたのですが・・・。


反射神経抜群の主人は、ぱっと姫に駆け寄り、悲鳴をあげ続けている姫を抱きあげ、


救急箱から綺麗なガーゼを出しまくり、ひたいを抑えています。


そしてすでに、仕事場のアラームを入れていました。




しっかりして、と言われ、我に返りました。


車の鍵を投げてよこし、無言で乗り込みます。


目指すは一箇所。


パリで一番有名な国立小児病院。 ここの緊急外来には長女も次女もお世話になりっぱなし。


カルテもあるし、私たちが一番信頼している病院です。


出血が止まらないので、警察に捕まること覚悟でチャイルドシートには乗せず、後部座席に


私が抱いて乗り込みました。 もちろん痛みと、私が必要以上の力で抱いていたのが嫌だったのか


ものすごい勢いで、のけぞり泣いています。


そんなときに限ってパリはお昼の大渋滞。


これまた警察に捕まることを覚悟で、タクシーとバス専用道路を走るパパ様。


みな、車の中の様子が分るのか、あっちのほうがすいているよ、とか窓を開けて叫んでくれます。


私は私で、必死で、ひたいを抑えながら、警察を探しました。


警察は、結構市民の味方。 特にパリは、子供に関することは全面的に協力してくれるおまわりさんが


多いのです。車を先導してもらおうと、初めて、必死でおまわりさんを探しました。


でも何とか、そのまま病院へ。


長さはたいしたことないのですが、深さが結構あること、女の子なので、傷口が将来残ると


お母さん恨まれますよ、とのこと(笑)。


その場で縫うことが決まりました。


実は、チビ姫、去年の夏もこの病院で頭の手術を受けています。


またしても、ここでこの小さい子に辛い思いをさせちゃう・・・。


転ぶこと、頭を打つこと、去年の夏以来、長女よりも必要以上に気をつけていたのに・・・。


そう思うと涙が溢れてとまりません。


この病院で、子供の顔専門の外科医がたまたま、もうすぐ手術が終わり手があくとの事。


大きくなって、お化粧をしたいときに、何も分らないようにしてもらおうねーと医師や看護婦さんに


言われ、その場で同意書にサインをしました。


先生がいらっしゃって、説明を受け、道具を見ると、また涙が溢れます。


二人も産んでいるのに、だらしないママですなーと50代の男性の先生に肩を抱かれました。


たくましい黒人女性が二人登場。


ママ、焦ります。何?この人たちは何?


まだ全身麻酔が出来る年ではないので、部分麻酔で手術、このおば様たちはチビ姫を


抑える係り、とのこと。


ママ、おびえます。


手術、いや、処置、というフランス語を使われたこの10分間。


生きた心地がしませんでした。


冷静になって考えてみれば、男の子を持つママなんて、ひたいを縫うくらいの怪我は覚悟の上で


暮らしていなくちゃいけないんですよね。


でも、去年のことがあり、また私自身のだらしなさからか、涙が溢れてとまりませんでした。


ご本人?


痛み止めも抗生物質も、あまーいあまーい、ゼリーと勘違い。


大喜びで薬を飲み、鏡でひたいをみては、片言の日本語で、


いちゃーい。いちゃーい。


でも、笑っています。


チビ姫強し、そしてパパの対応、すばやし。


ママ、弱し。


そんな金曜日でした。










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素晴らしく晴れた木曜日。

骨董品を探しに、パリから1時間、シャルトル大聖堂がある街へ。



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   素敵なおうち。

   

   いいねぇ、なんだか日帰り旅行みたい。


   (あれ?上の写真だけ、ずれちゃった・・・。直し方がわかりません・・・。)

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  浮かれのたも、約1時間のみ。


  情報では木曜日だったはずの、骨董市。

 

  実はテキストのミス印刷で、火曜日に行われていたとのこと。


  だーれもいない、会場。


  すぐそこに見える、大聖堂。


  怒ったら神様、悲しむかな?

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  よかったね、チビ姫は、たくさん遊べて・・・。


  ・・・フランス。


  情報誌も、テレビも、ましてや人の会話も・・・


  信用できません。


  チーン。

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セーヌ川沿いにある、コンシェルジェリー。


お天気が素晴らしいせいか、たくさんの人が中に入るために列を作っていました。


1350年にフランス初の時計台として作られたのが、写真の時計。


この塔がある、コンシェルジェリーはその後フランス革命のときに牢獄として使われ、


1914年まで刑務所だったところです。


・・・って!!


みなさん!!


ここ、みなさん入られたことありますか?


私、6年くらい前に一度入ったんです。


なぜか一人で・・・


入った瞬間ね、さむーいんですよ。


さむーいの。


で、マリーアントワネットが収監されていたところやそこかしこに、リアルなお人形なんかがいて、


うひゃーってなるんです。


それ以降、お友達が観光できても、私、ここだけは一緒に入りません。


これからパリへいらっしゃる方!


・・・さむーい、ですよ(笑)。


今日も早歩きで、横を通りました。