パリが花であふれる季節がやってきました。
優しい風、少し薄でのコート、走り回る子供達。
カフェでカプチーノを飲みながら
急に複雑な想いに襲われました。
津波ですべてを奪われたのは、
私かもしれない。
両親かも、しれない。
避難所暮らしを強いられている方たちの目には、花の色はどう映るのだろう。子供達に笑顔はあるの?
遠く離れ、深刻な報道ばかりのパリで
不安がつきることはありません。
iPhoneからの投稿
大震災が起きた、その時
なんだか胸騒ぎがして、バタバタ忙しいはずの早朝、日本の家族に電話をしていました。
どの番号を押しても、携帯を鳴らしても誰ともつながりません。
何かがおきた、そう感じた瞬間にインターネットで大震災のことを知りました。
それ以降、NHKワールド、という英語版のNHKをずっと見ています。
被災者の方の不安、悲しみ、怒り、そして突然命を奪われた方の想いを想像すると
適切な言葉が見つかりません。ただただ、ご冥福をお祈りし、一刻も早く
東北が復活することを願うばかりです。
世界の反対側、パリにいると
節電をしたくても出来ない、おしめやミルクを必要としているお母さんたちに
まだ送る事ができない、祈るしかない時間にもどかしさすら感じます。
でも、その反対で、
日本人の冷静さ、礼儀正しさ、人を思いやる心の深さ、世界で驚愕、とさえ
言われているこの現実に、自分が日本人であることを改めて誇りに思いました。
必ず、日本中が、東北が、笑顔になる日を信じて・・・