メール | すまんねこんな幼なじみで

すまんねこんな幼なじみで

私の幼なじみは27歳の若さで亡くなりました。
もう返事はないんですが、彼に向かってメッセージを書こうと思ってます。

私がオサムときちんと話すようになったのは




私が高校を卒業してからのことでした。











中学を卒業して、



久しぶりに


多分3~4年ぶりに



同級生と集まった日がありました。






地元のご飯屋さんで、多分十数人いたと思います。





そこでたまたま前にすわったのがオサム。








「私たちって実はすごく長い知り合いだよね。」



そんな話から始まったと思います。







そこで初めて、私とオサムは連絡先を交換しました。





ただ、オサム以外の皆とも交換したので、




それは別に特別なことではなかったんだろうと思います。







でもそう、




その時まで、








私はオサムと、



遊んだことはもちろん、



メールや電話もしたことがなかったんです。
















私は高校を卒業後、海外に留学しました。







自分で自覚するほどに地元との付き合いが薄まっていきました。






そもそも用事がなければメールするタイプでもないのが原因ですが、





私が留学し始めたころ、


それは世界対応ケータイが出始めたくらいだったかなと思うんですが



もちろんパソコンを持っていきましたし、


友人と連絡がとれなかった、というわけではありません。








ですが目の前の新しいことに追われ、



彼氏にさえ電話するのもメールするのも



一日おき、二日おき、



気づけば一週間あいていた、なんてこともありました。














そんな私ですから、




地元の友人とメールをすることもほとんどありませんでした。




















今となっては古いパソコンを処分してしまったので



いつだったかは定かではないのですが







あのご飯屋さんでの再会からしばらくして



1年以上たっていたかもしれません。



オサムからふらっとメールがきたんです。