食糧自給率。

 

国内の食料消費が、国産でどの程度

まかなえているかを示す指標 のこと。

(農水省のサイト より引用)

 

 

毎度毎度言われております。

ニッポンの食糧自給率は、

先進国の中で最低ダウンの数字だ、と。

 
その自給率たるや38~39%
 
※アメリカ130%
 フランス127%
 ドイツ95%
 イギリス63%
 
 
この数字、カラクリがございますの。
 
この食糧自給率の数字、カロリーベースです。
 
カロリーで比較し、世界で最低水準です なんて変な話。
 
お野菜や穀物系はお肉類や油脂類と比較して
ローカロリーになりますもの。
こういう結果にもなりますわいな。
 
生産額ベースで換算すると、
日本の食料自給率は
68~70%まで上昇アップします。
 
この自給率ってば、ヒトが食べる物のみの計算ではないです。
穀物飼料や牧草ナド、家畜のために生産されている農
作物も含まれております。
 
食糧自給率の中の穀物自給率がいい例で。
日本のお米の自給率はほぼ100%です。
が、実際の数字は30%前後にまで下がりますダウン
 
WHY?
ジャパニーズピーポー?
 
前述しました、家畜のための農作物の影響です。
トウモロコシや小麦などを輸入に頼っているから。
そのため国内の穀物自給率がウ~ンと下がるダウンのです。
 
 
それだったら・・・。
輸入に頼らず、国内で生産されたお米を
家畜たちのエサにすることはできないの?(できます)
 
それをするとどうなるのか―。
 
最終的な物価の価格が上がります。
国内産のほうが高いですから。
 
 
あと、見映えがよくなくなるの。
食べたもので、肉質をはじめ、いろんな質が変わるデショ?
卵の場合、お米あげると黄身が白っぽくなるんです。
(いい栄養価の卵(だったとしても、ね)
 
 
それを見た消費者はどう思うか?どんな反応を示すか?
見たまんまで判断するなら、
 
 
「高い割には白っぽい黄身ってなんだか栄養がなさそう・・・
黄身はオレンジ色に近い黄色のが卵ってカンジじゃな~い?」
 
 
なんてことになって、消費者ウケがわるくなるのです。
 
 
生産者としては売りたいのです。
売らないと日々の生計がなりたたないもの。
 
 
それゆえ、見た目のウケがよく、安価な
輸入のトウモロコシ(黄色いもんね)に
戻すことになっちゃう、とかね。
 
 
そういう事情があるんだかないんだか・・・(あります)。
 
 
自給率が低いのはよくない、とか
もっと上げようアップとか、
TPPに対抗するためにも国内産の
農作物をどんどん食べよう!!とか
そういう話をしたいワケではありません。
 
 
じゃあ、なにが言いたいのかといえば、
 
数字は単に
数の羅列にあらず、
カラクリがあるよ~
ってこと。
 
低い数字をもってきて、危機感を煽ったりとかね。
 
本当に必要な情報は、数字そのものにあるのではなく
そのさらに奥に潜んでいます。
 
何%だから大変(orいい)と数字のみを見て
よしあしを判断するのは尚早です。
 

おなじく、言葉じり もね。
惑わされぬようにしたいところ。
 
 
内閣支持率を例にしてみまひょ。
支持率が40%あったとして、
 
 
 40%あります。 
 
と表記されるのと、 
 
 40%しかありません。
 
と表記されるのでは、受ける印象がちがいませんか?
 ↑
新聞各社で受け取り方が違うので、書き方も違ってきます。
 
 
数字や言葉じりで受ける印象というのは変わってきます。
この受ける印象を巧みに活用すると、、、
洗脳ができるのです。ウッヒッヒ~ニヒヒ
 

数字っちゅうのは毎日のように
新聞、テレビ、インターネットに出てきます。
知らず知らずのうちに情報操作されぬよう
洗脳されぬよう、正しく選択できる力を培って
じぶんの身を守ってゆきましょうネ。
 
 
今朝は起きたとき、うすら寒かったです。
季節も変わり目の体調不良にお氣をつけくださいませ。