NHKスペシャル“人体”一番最近の

テーマは≪腸≫でした。

 

この回を楽しみにしておりましたよ^^

 

以下、録画を見ながら放映していることを

まとめました。

 

 

【腸の様子】

成人の腸の長さおよそ、8.5m(小腸と大腸あわせて)

面積32平方メートル(たたみ20畳分)

 

腸に入ってくるのは食べ物だけではなく、

病原菌やウイルスも入ってきやすい

外敵から最も攻撃されやすい場所でもある。

  ↓

だからこそ、腸は免疫を司るシステムを備えている

 

 

小腸は透明な粘液に覆われている。

絨毛がびっしり生えていて、網の目のような

血管に覆われている。

 

ここから栄養素が吸収され、血液に乗って全身に運ばれる。

 

この表面積に棲んでいるのが

マイクロバイオータ(腸内細菌)と免疫細胞。

 

マイクロバイオータの数はおよそ100兆個ほど。

※わたくしは1000兆個派です^^

 ちなみに小腸と大腸合わせた数字です

 

免疫細胞はというと、絨毛の内部に存在している。


特に、絨毛が生えている腸の壁の裏側に

びっしりと免疫細胞が埋め尽くされている。

 

全身2兆個と言われる免疫細胞の約7割が

腸に集まっていると言われる。

 

腸は外敵から身を守るための門番だから

ここにたくさんの免疫細胞が集まるのだろう。

 

では、いざというとき、敵の侵入からどうやって守るのか。

 

免疫細胞が敵の侵入を察知すると、

免疫細胞⇒腸を通じ、やっつける物質を出す。
 
さらに、腸は免疫細胞をつよくするために
免疫細胞を訓練する場所を持っている!?
 

それはどこか???
腸の表面をびっしりと覆う絨毛。
よく見ると、一部絨毛がない場所がある。

この絨毛がない場所が、免疫細胞の訓練所。

(毛がない場所の中の、さらにくぼんでいる所)

 
この訓練所にマイクロバイオータがやってくることで、
訓練所にいる免疫細胞がいろいろなことを覚える。
 
このコ(マイクロバイオータ)はだいじょうぶなコ。
 
反対に、よくない細菌が訓練所にやってくると
免疫細胞は攻撃することを覚えさせる。
 
このコ(マイクロバイオータ)はざんねんなコ。
やってきたら、攻撃してやっつけてね。
 
というように。
 
 
絨毛がない場所、訓練場とテレビで言っていましたが、
おそらく、間違いなく パイエル板 のことでしょうね。
 

訓練を終えた免疫細胞は、様々な能力を身につけることに成功。
腸から全身に血液を通じて運ばれ、病原菌やウイルスと闘う
戦士として活躍。
 
ここからしても、腸は人体の免疫本部!と言えよう。
 
 
この免疫のバランスが崩れると、
免疫細胞が暴走しはじめ、
重篤な疾患やアレルギーを招くことになる。
 

免疫細胞の暴走は、腸だけでなく、

脳の細胞や全身に攻撃をしかけたりする。

 ↓

リウマチ、喘息、多発性硬化症、食物アレルギー・・・
 

 

免疫細胞が暴走している人たちの

マイクロバイオータの多様性は少ないらしい。

  ↑

これ(多様性が少ないこと)が暴走の原因ではないかと

最近の研究では言われはじめている。

 

 

NHKスペシャルで放送されていた内容の多くは

この本の中ですでに書かれてたりします^^

  ↓

 

 


こうして見ていくと、人体は、マイクロバイオータを選別して棲まわせている。

 

ビフィズス菌、バクテロイデス菌など

いろいろな菌が1000種類またはそれ以上棲んでいるが

クリストリジウム属の菌が少ないことで

重篤な病氣を引き起こしている可能性がある?

 

なぜなら、

腸にいるクロストリジウム菌が免疫細胞の暴走を止める

メッセージ物質を放出ししているから。

 
このクロストリジウム菌のメッセージ物質を
免疫細胞が受け取ると、免疫細胞⇒Treg細胞へと変身。

 

カラダの中で暴走する免疫細胞を見つけた

Treg細胞は、興奮を抑えるよう働きかけ、

暴走にブレーキをかける。

 

 

【結論】

腸にいる免疫細胞とマイクロバイオータによって、

全身の免疫機能のバランスは整えられる。

 


では、クロストリジウム菌を増やすには、どうしたらいいか?

それは、一にもニにも食をととのえること。

 


それを証明したのが修行僧たちの食事。

修行僧たちのマイクロバイオータは

健康なマイクロバイオータを持っている。

 

上山する前はアレルギーやアトピーを持っていた

僧侶の方も、修行中の食事(食物繊維が豊富の

精進料理)にしたら、症状が治まったのだとか。

 

クロストリジウム菌たちは、食物繊維が好物。

(補足:よいマイクロバイオータ全般、食物繊維が好きです)

 
繊維いっぱいの食事を摂ることでクロストリジウム菌が増え、

免疫細胞のバランスを整えてくれるようになったのでは?

 

 

走り書きではございますが、上記のような

内容でございました。

 
 

読んでもちーっともわからん・・・という方は

再放送を録画してください。

 ↓

2018年1月31日(水)午前0時10分~0時59分(30日深夜)

 

少々補足やじぶんの考えをここには記しておりますが、

NHKスペシャルの内容を見て、ドヤ顔しましたよ、わたくし。

 

なぜって、今シーズンの講演内容には、

この内容以上のことが入ってるからです!

(すごく自信もっちゃった♪)

 

お聞きになりたい方は、

 3/3(土)金沢

 3/4(日)富山

 3/18(日)盛岡

 

あと、少し先になりますが

 7月下旬・・・両国

 

それぞれの場所で聞くことができます♪

 

詳しくは、玄米酵素さんのサイトにある

健康セミナー のページでご確認ください。

 

 

NHKスペシャルでは、急速な食の変化によって、

マイクロバイオータが変容し、その結果、免疫細胞に
影響を与え、重篤な病氣やアレルギーが増えたのではないか・・・。
という方向が結びになってましたね。
 
∴(ゆえに)、食事は食物繊維たっぷりのものを!
 
って流れで。
 
メジャーリーガーの田中将大選手の食事は
1食で役17gの食物繊維が摂れていました。
 ↑
ものすごく優秀な数字です!
奥さまの里田まいさん、素晴らしいです!!
 
 
修行僧さんたちの食物繊維の量は1日20グラム
※厚生労働省で推奨されている1日量に相当します。
 
修行中≒少ない食事の量で、繊維20g摂れているのも
すごいことです。
 
わたくしたち日本人の平均食物繊維摂取量は
最新の数字(国民健康栄養調査・H28年)では
14.2gになっていますから。
 
ちなみに、田中選手と修行僧とでは
1日にいただく食事の量そもののが違うので、
どちらが優れた食事内容なのかという
優劣をつけることはできません。あしからず。
 
 
今のわたくしたちが、20g以上の繊維を摂るには
どうしたらいいのか???
 
セミナーではこの点についてもたっぷりお話します♪
 
 
それと、クロストリジウム菌を増やせば全て解決する!
という問題ではありませんです。
 
マイクロバイオータはビフィズス菌をはじめ、バランス
つまり多様性が大事です。
総数(全体の数)も大事です。
 
この菌だけを増やそう!という発想は持たぬほうがよいですよ^^