職場の人間関係(というか上司のパワハラともとれる口撃)を
この1年半くらい受け続けているお客さまがおります。
最初はそんなそぶりをちーとも見せてなかったのですが、
あるときから毎回(毎月)、毒をはくわ、はくわ。
毎日そんな目に合っちゃったら、つらいわー。
パワハラは事実だとしても本人の考え方、受け取り方次第で
ずいぶん変わることはできるのですが、つらいときにそんな正論
言ったところで、ムリだす。聞けませんって。
だから、いつか氣づく日(じぶんが変わればこの問題はクリアできる)まで
愚痴やら毒吐きをしてもらい続けました。
(そもそもわたくしに解決策を求めてきてなかったしね。)
そうしたら、ある日の施術で背中のかんじがちがったんです。
これまでは、背骨のキワが何とも言えないキュキュンとした緊張感。
それが、ゆるみやすくなっている。
本人の毒吐き発言の内容も、少~し変化。
毒や愚痴の中にね、うまく書けないんだけれどちょっと愛がはいってような。
相手のダメなところばっかり言わなくなってるの。
きっと、いっちゃんつらい時期を乗り越えたんだなぁって(まだしんどいだろうけれど)。
ご本人は乗り越えたことにまだ氣づいてないです。
越えましたね、って言ったんだけど、いつ越えたか、
ここが「しんどい山」の頂上ですよなんて看板出てないから
わからないのかもね。
もうちょっとしたら、ご本人にとってハッキリとした手ごたえや
サインをかんじることがあるとおもうのですが。
来たときの雰囲氣からしてちがうから。
こちらが手を差し伸べても、そうじゃなくても
ご本人が変化に氣づいていても、氣づかないままでも
乗り越えられる人はちゃんと乗り越えることができているのですね。