僕は、大学の時から、ずっと空回りしてるのかもしれない。

優しい風景をデザインしたいと思っているから。


ファッションの本質とずれた位置でデザインを語ろうとしている訳。



それにもめげずに、また考えてしまう。




先週の出来事。病院の帰りの電車での事。


駅を出て、一分ぐらいたって、ある女性が何かに気づき急に動き出した。
その人が発見したのは妊婦だった。

「ここの席どうぞ。」「すいません、ありがとうございます。」
二人の女性の会話は、これだけ。
ガタゴト揺れる電車の中、そこだけすごく優しい空気が流れていた。



マタニティーファッションって、何で、あんなにふわっとしてるの?

出ているお腹を目立たせないため?
お腹を締め付けないため?


マタニティーは目立たせない様に進化の道を辿っていると思う。
より分からない様に。更に分からない様に。



なぜ?


幸せの膨らみは見せていいと思う。
そこから会話が生まれるかもしれない。

人が気づかない様になったら、電車での幸せの風景も減ってしまう。



膨らんだお腹の形に、立体裁断で型を取ったブラウスがあっても絶対いいと思う。





十分なゆとりを入れて。