ども ちょっと古い記憶が蘇ったので、記事にしようと思います
不思議な。としていますが、怖い話に分類されると思うので 少しでも苦手な方は御遠慮ください
私が高校3年の秋に起こった話
学校は3階建てで、3年生の教室は3階
当時は他学科含めて7クラスほどありましたが、周りは山に囲まれた ド田舎の学校
その日は授業も終わり、部室へ向かうため校舎の2階へ移動
同好会だけど、部員は15名とそこそこ多く賑やかなのに、その日の参加者は私と部長を含めて3名
「会誌について話合いたかったけど、集まり悪いから…今日は解散ね」と部長に言われ、来て早々お開きに
こういう時もあるよねーなんて話してたら、後輩が「夕焼けグラデーションめっちゃ綺麗ですよ!」って窓を指さしてたので、綺麗だねー!写真みたい!と3人でしばらく夕焼けを見ながらお喋りしてしまいました
ふと気がついたら16時30分を過ぎていて、さすがに遅くなるからと帰ることになり、部室前で解散
2人は鞄持参だったので、そのまま昇降口へ向かって帰ったけど、私は教室に置いたままだったので取りに戻ることになります
自分の教室は、部室前の階段を登ってすぐ前にある
階段を駆け上がり、廊下に足を踏み入れた時に違和感を感じた
「あれ?もう誰もいない?」
人の気配が全くない。
3階のクラスは4つ、1クラス50人なので誰か残っていそうなのに足音も話し声も聞こえない
珍しい事もあるもんだ〜と思ったけど、教室に一歩踏み入れた瞬間、息を飲んだ
目の前の景色が夕焼けに染まり
完全に2色になっていた
空はどぎついオレンジ1色、教室の中と目の前の山は真っ黒
まるで伝統切り絵の様な美しさがあった
「凄い!時が止まっているみたい!」と思った
綺麗だな〜と少し見惚れていたが、ふと我に返って鞄を取りに机に向かう
自分の机は廊下側から2番目の列、後ろから3番目
前の出入口から入ったので、机まで外を眺めながら歩いた
そこでふと思った
音が無い
校庭で球技系の部活動はしているはずなので、いつもは掛け声や声援が聞こえてくるのに
全く音が聞こえてこない
急に外の夕焼けが違うものに感じてきた
自分の机に到着し、横にかけてあった鞄を取って椅子をしまった時だった
パンパン!
誰かが後ろから、私の右肩を強く2回叩いた
ビックリしたけど、あ!誰か残ってたんだな?脅かすのはやめろよな〜と勢いよく振り向いたが
誰もいなかった。
後ろの出入口は開いているが、この場所から廊下に出るには机にぶつかるだろうし音が出る
何の音もなかった
え? と思い、すぐ廊下に出て左右を確認しても人影はない
そのまま隣のクラスを覗いたが誰もいない
なに?もしや…。 と思った瞬間
ワーッと生活音が戻ってきた
あ! と思った瞬間、ダッシュで教室に戻って鞄をひったくり 山のある窓を一瞬見ると
いつものグラデーションの夕焼けに戻っていた
この状況を受け入れた瞬間
「クッソ!やられた!やられた!やられた!」
と、心の中で怒りの言葉を呟きながら、帰宅30分の道のりを走って帰りましたとさ
おわり
今でも叩かれた強さが残ってる
何となく男性だった気がするけど、不思議な体験でした
あつ森のゆうたろう みたいなら、
やったな〜でよかったのに〜
怖いよりも怒りのが強かった私、プライド高かったんだろな
今でも、コントラストが凄い夕焼けを見ると思い出す出来事です
今回はこの辺で
閲覧ありがとうございました
また次回に