Drishiti | yogaki

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大好きなyogaのことをたくさん。

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普段歩いている時、
視線はどこを向いていることが多いですか?


下向き?

キョロキョロしているかも。

上の方を見て、顎が上がり気味。

まっすぐ前を見ています。


など、、いろいろですよね。

もしかしたら、どこを見ながら歩いているのか気づいてない方もいるかもしれませんね。


そうなんです!

普段、無意識にしている行動って、意外とわかっていないことが多いかも。


ヨガの基本の姿勢、tadasanaでは目線はまっすぐ前。

いつも目線が下がって歩いている人は、あごが引き気味になり、上の方を見上げている人は、あごが上がった状態に。

いつも足元や体の状態を目で見て確認しようとする人は、足元を見たり、鏡を見たくなってしまったり。

普段とっている行動が、ヨガの練習にもあらわれます。

ヨガでは、自分の体を内側から見つめて感じることが大切。

足元の確認なんてしなくても、ちゃんと前を向いていれば、足は前を向いて歩いてくれます。
意外と転ばないものです。
逆に下ばかり、上ばかり見てしまうと、大事なものに気づかずに転んでしまったり、つまづいてしまったり。

先日も歩きスマホの若者にぶつかりそうになったばかり。

歩いている時にも、tadasanaを意識すると、
ちゃんと視線は前を向き、背骨は正しい位置で、
迷いなく、安全に歩けそうですね。



ドリシティとはヨガのポーズをするときの視点のことで、視点が定まると、ポーズとその動きの効果が高まります。


以前、テンセグリティヨガのAco先生から教えて頂いた話ですが、、

一点を睨み付け、凝視し、緊張した視線の使い方をすると、後頭部に緊張を感じ、呼吸が楽にできなくなります。

顔の力、後頭部の力を抜き、眼の後ろ側、
奥に意識をし、後頭部に眼があるようにした視線の使い方をすると、体が楽になり、視野も広がっていきます。



ポーズが完成した時だけドリシティを決めるのではなく、最初から動きに合わせてドリシティも動く。

一点を凝視するのではなく、やわらか~く後頭部から見るように。

遠く離れたところに視点を広げる。

自分の回りに、いく重もの輪っかがあることを想定し、そこに意識を置くことで、見えない力学上の支点をつくり出す。


以前、アシュタンガヨガの練習中、先生に「怖い目で凝視しちゃダメ。優しい眼で遠くを見て。」と言われたのを思い出しました(笑)


と、いうわけであきヨガは、しばらく視点のテーマが続きます。

「優しいトンボの目で遠くを見る」

続きはclassで(笑)