素朴に思うのだけれど、女性はバースデープレゼントに自分の誕生年のワインを貰ったら嬉しいのだろうか。私は自分の誕生年のビールをもらってもあんまり嬉しくない。

 

ビールは新しければ新しいほど美味しいというのは常識で、どうにも熟成とか、ビンテージという価値がよく分かっていない。何十年も前のワインを飲もうとすると、コルクが腐っていてなかなか開かないそうだ。コルクが腐ってるワインってホンマに美味しいんかいな?

 

しかし、社会人としてワインの基本的なマナーぐらい知っておいて損はないだろう。どれどれ。

 

①ワインはグラスの三分の一ぐらい注ぐ。

 

前から疑問だったんだ。なんでワインはあんなにちょびっとしか注がないのか。あれでは一口で終わってしまうじゃないか。


いつか店でワインを飲む機会があればソムリエとやらに言ってやるつもりだった。「ワイにはワイン満杯お願いしまっさ!」ってね。その方がソムリエも何度も注がなくていい。作業効率化、働き方改革。アホ丸出し。

 

少量注ぐことでグラス内に香りが留まり、ワインのアロマを楽しむ。そしてグラスを回してワインと空気を触れさせて香りと味わいを楽しむ。アロマを楽しむ。これワインの基本。アロマってなんすか。

 

②ワインを注いでもらう時はグラスを持ち上げてはいけない。

 

日本のお酌文化で両手でグラスを持って「あーこれはこれは」「まま、どうぞどうぞ」なんて言い合いながら酒を注ぐ。だからなんだかせっかく注いで貰っているのに、黙って見てるだけというのは居心地が悪い気がする。無愛想と思われないかな?

 

③乾杯の時にグラスをぶつけない。

 

グラスを目の高さぐらいに上げるだけ。マジか。乾杯でグラスをぶつけると、今夜も飲みまっせ〜という気分になって良いと思うんだけどなあ。




こんな記事を読んでしまった。ファミマの赤ワインがヤバいらしい。13年熟成させたものが999円。1年あたりにするとなんと76.8円!だからどうした。


どんな感じかというと、


香りも予想を上回る仕上がり。熟したブラックベリーやカシス、干したプラムなど黒系ベリーはもちろん、スミレやドライハーブ、ちょっと高級な葉巻のようなスモーキーさ、シナモンやナツメグなどのスパイシーなニュアンス、カカオのようなロースト感、そして樽熟成由来のヴァニラ香――。

 ワインの世界では、比較的安価なワインに見られる「シンプルな香り」とは対照的に、高級ワインから出やすい果実や花、植物、香辛料、芳香など様々な香りがすることを褒め言葉として「複雑な香り」と表現したりするんですが、まさにそんな感じ。


ワイン一杯で、果物、花、香辛料、高級葉巻のようなスモーキーさまで味わえちゃう訳。葉巻吸ったことなくても分かるんだろうか?スモーキー感。

ここまで言われると飲んでみたい。早速、近所のファミマに行き、ワインコーナーに足を運ぶ。素人と思われないために、何本かラベルを眺めて吟味する小芝居をしてレジに向かった。

レジの店員が、もしかしてこの方ワインソムリエかしら、という羨望の眼差しを私に向けてきた。きみの瞳に乾杯🥂なんつって。



なので、今夜早速このワインを飲もうとワインマナーもバッチリ勉強したのだ。

しかし、よく考えてみると我が家にはワイングラスなんて無かった。どうしよう。



カッコつけて高級レストランで、ワインをテイスティングしている男がいたんですよ〜。

なーにー、やっちまったな!

男は黙って、茶碗酒‼️