豊橋は、「志田龍が吉田有に逃げ勝つ」という読み自体は一応当たっていたのだが、吉田有が想像以上に粘り強かったことが想定外。
中部vs関東の主導権争いが続くところを脇本勇がひと捲り。狙いの纐纈洸=笠松信も抜け出したが、逆転には及ばなかった。
別府は2手に分かれた九州勢が思いのほかガチで、まったく想定したような展開にはならなかった。
狙いの渡邉雅が巻き返しを狙うも、時すでに遅し。
予想はまったくの大ハズレとなってしまった。
豊橋は吉田有、別府は山田庸の気合いを想像できていなかったのが敗因。
こちらからすれば「記念ではない安GⅢ」ぐらいの感覚だったが、走る選手からするとグレードレース優勝の価値は、想像するよりもずっと大きいのだろう。
次回グレードレースは10月23日からのGⅠ寛仁親王牌。
前橋開催となった年は、いつも若手新鋭の激走がある印象で、中野慎や太田海の優勝なんかもあるんじゃないかと思っていたら、どちらも世界選手権との日程が重なったため欠場。
「世界選手権記念トーナメント」との副題を冠しながら、これってどうなの?
他の世界選手権と日程のかぶらないGⅠと、臨機応変に入れ替えるとかできなかったのか?
とはいえナショナル勢が出なくとも、競技出場者が優先して選抜されることもあって、自力型選手の割合がいつも以上に多く、細切れだらけになりそう。
短走路の細切れ戦など誰が勝ってもおかしくなく、徹底的に穴狙いに出るのもいいだろうし、逆にこの開催については見に徹して車券には手を出さないというのも賢明なやり方かもしれない。
※決勝はハズシたけれど、収支はプラスですYO!