先日、劇団水中ランナー 第2回公演 『紡ぐ舞い』 観劇してきました
できるだけ感じたことを書いていこう
この劇団水中ランナーとは江島さんという事務所の先輩とが主催している舞台です。
江島雄基さんのブログ
あらすじとかは一番下の情報を見てもらうとして、
前回の『笑う花』は“夢”がテーマ、
今回は“家族”とりわけ父親が取り上げられていました。
まだ2回目の公演ですが僕はここの舞台が好きです。
全てに共通するのはただのハッピーエンドにしない、挫折はちゃんと書くところ
そして挫けない人で構成されてて、
その作品の象徴するアクションを必ずひとつは入れててキャッチーなところです。
観たあとに爽やかな気分になるのはいいよね、観劇に来てた子供にも受けてたし
テーマが“家族”についてだけど、もっと言うと
家族が家族になる瞬間とはなんだろうですかね
「家族」「家族みたいなもの」が劇中繰り返し触れられており
登場人物は一舞一家に集まる「家族のようなもの」と「実の家族」
(家族のようなものだからって扱いが雑になるというわけじゃないですよ
あくまで主人公の紡の中で深く考えちゃってるところです(^_^;))
そして主人公の紡(つむぐ)は父親との血の繋がりのない
「(彼の中で)実の家族なのにそうでないような」存在で、
自分の居場所に悩む話でした。
すこし内容に触れると、
舞台は一舞一家という冠婚葬祭に舞を踊るという家業の一家を舞台にした話
家族に弟子のような存在も集まって祭りなんかにも踊りに行くという大家族で、
主人公の紡の父との関係と今後の生き方への葛藤とを
中心にその家族の人間模様を書いた話です(ざっくりしすぎ?)。
物語終盤には実は紡の名付け親は今の父親で、
父親が夢を持ってなった仕事を辞めたきっかけも、
自分を否定した実の(血のつながった)父親に対する暴行事件がきっかけと知るのです
その事実を知った前には既にその育ての父は亡くなってしまいます。
大好きでありながら血の繋がりのないことを引け目に感じていた紡はその出来事によって
父の家業を引き継ぐ事で物語は終わります。
少し時系列がこんがらがる部分がありましたが
家族になるというのは
「血の繋がりは関係ない。そこに一緒に過ごすという想いがあれば」
ということが伝わり家族のことを考えるきっかけにもなるかもしれません。
繰り返しますが観たあと気持ちよく帰れる舞台でした。
最後にいろいろ家族のことについて思うところが多く感想が遅くなってしまいました。
もし気になって観に行きたいと思った方、申し訳ありません
この舞台は昨日の9日(日)で千秋楽を迎えてしまいましたm(_ _)m
次回は公演前にこちらでも触れたいと思いますので
興味を持った方中野ウエストエンドに来てください
観て損したと思えない心温まる舞台を作る劇団さんです
※写真は公演前の舞台写真
舞台を見て思うところというのはこちらで触れるかもしれません、
楽しい話題でないかもしれないので書くときはタイトルでわかりやすくしておくので
そのタイトルページは開かず読み飛ばしてください
劇団水中ランナー第二回公演
「紡ぐ舞い」
2014年11月5日~11月9日
劇場:中野ウエストエンドスタジオ
そこはとある田舎の町。
そこにあるのは一舞一家なる踊りの集団。
一つの舞を舞うは一つの家族、そしてもう一つの特徴は自分の大切
そんな家族達の人生を覗いてみましょう。
日程(これからの)
8日(土)14時~(B)/19時~(A)
9日(日)12時~(A)/16時~(B)
チケット
前売り3200円/当日3500円
キャスト
瀧下涼
増田桂次
松本稽古
川村美喜
天野なつ子
太田衣美
花田裕二郎(A)/栗栖裕之(B)
長井鈴菜(A)/中嶋アキ(B)
石井貴之(A)/高橋玄太(B)
宮岸咲良(A)/黒咲ちよこ(B)
堀之内良太
山上遊
江島雄基
主題歌「紡ぐ舞い」白濱賢吾書き下ろし!
◆スタッフ◆
作・演出 堀之内良太
舞台監督 増田桂次
照明 和装演劇集団張り子の虎
音楽 白濱賢吾(ストレンジドラマ)
楽曲アレンジ 中村友
ダンス振付 松本稽古
宣伝美術 平石智美
制作協力 武田綾香
◆協力◆
A'company/GAIA art entertainment/劇団S.W.A.T!/