我が家には猫がいた。
ねねが結婚する前からずっと猫はいた。
多い時には10ひき以上も。
しかし、それぞれ家出をしたり、なくなってしまったり、、、
そして、最後に残っていた『華ちゃん』もとうとう旅立った。
先週から食欲がなくて、水をなんとか飲んでいた。
歩く時もふらふらしていた。
最近では鳴き声も、息が漏れるような声だった。
『華ちゃん』は猫らしい猫だった。
けがをしたり、具合が悪くなったら自分の力で治していた。
時にはお礼といって、ねずみを捕まえてきたこともあった。
猫は、自分の最後を飼い主に見せないと聞いたことがある。
『華ちゃん』はそっと、一人で外へ出かけて、そのまま帰ってこなくなった。
天国で姉妹たちやお父さん、お母さんに会えたかな?
『華ちゃん』今までありがとう。