私が患っているGIST。

100万人に1〜2人と言われている。


昔は効く薬もなくて、手術のみが有効な治療だったが、今は効く薬が見つかっている。

しかも

いわゆる抗ガン剤ではなく、分子標的薬。


分子標的薬はターゲットとなる細胞(がん細胞)だけに働きかけるため、一般的な抗ガン剤に比べると副作用は小さい。



当然私もそれを処方された。


効果があれば確実に腫瘍が小さくなり、消えてしまう人もいる。



私に現れた副作用は


*服用後、胃ががムカムカする。

*服用後、暫くは体がだるい。

*全身の湿疹。

*全身の浮腫み。



これなら普段の生活に然程支障はない。




1ヶ月後

腫瘍が小さくなっていることを期待して病院に行った。



しかし


私の腫瘍は小さくなるどころか、若干大きくなっていた。



そして


衝撃的な説明をまた受けることとなる。



「あなたのGISTは遺伝子に変異がないWILD type(野生型)です。薬の効果は期待できません。」



『わいるどたいぷ』って何!?

なんかいけてる感じの名前だけど、

薬が効かないなんて性格悪すぎるっ!?

変異がないのに『がん』って意味が分からない。




しかも、肝臓に多発転移を起こしている私の場合、標準治療は抗ガン剤(分子標的薬)のみ。
手術は行えないとのこと。



標準治療って何!?

なんで手術はできないの!?

延命って言ったじゃん。延命のための手立てを考えるのがお医者さんじゃないの!?




またまたドン底に突き落とされた。

ドン底どころか、奈落の底。



だって、効く薬があるって希望を持ちはじめたばかりだったのに。

この気持ちの落差は本当に辛かった。




このWILD typeはGIST全体の10%くらい。


同じ病気(GIST)で同じタイプ(WILD type)の人、日本に何人いるんだろうか。

ざっと2000人くらいかな。




それにしても

私はどこまでもついてない。




〈後編に続く〉