ある日のカンファレンスにて。

医者
「この患者さんは、『痛い』って言うんだけどね。
痛み止め飲むかい?って聞いたら
『飲みたくない』って言うんだよね。
何がしたいんだかわかんないなぁ〜(苦笑)」

その他大勢(看護師、リハビリ、薬剤師など)
「なにがしたいんでしょう…(苦笑)」

こんな光景がありました。

西洋医学の現場では時折
こんな会話が当たり前に
繰り広げられているわけです。

痛みがある=痛み止めを飲めば良い
の概念以外が考えられなくなっている、、
わけではないでしょうが、
極端にいうとそのような現場が時折あります。


でも痛みって、
お薬で解決できたとしても、
根本的な解決になっていないし、
痛み止めを継続的に
飲んでいることによる
副作用などのリスクもあるわけです。



東洋医学では、
痛みの原因について
身体とこころ、両方の面から考えて、
その人自身を全体として治療します。

西洋と東洋の医学、
両方をいかした治療ができれば、
きっと今ある苦痛や不安、不眠、
原因不明の不調などが良くなる
可能性が高まるし、

東洋医学の知識をいかせば、
自分自身でも、
お見舞いにきた家族にだって
できることがあります。

たとえばタッチング(さすったり)
ひとつにしても、
方向や場所、やり方などで
身体の気の流れが良くなったりします。

西洋だけ、東洋だけ、
どちらかに偏りすぎるのではなく、

西洋、東洋医学両方をいかした治療で
少しでも生活の質をあげるお手伝いが
できたらな、と考えています。