ちょっと極端な言い方して
すいません![]()
「この治療には効果がある」
と信じるのはどんなときでしょう。
やっぱり、
実際に体験して効果が実感できること
が一番ですよね。
でも、
リスク(身体への悪影響・苦痛など)があるとしたら、
その治療を試してみよう!とは
気軽には思えませんね。
でも考えてみたら、
病院で処方される薬、
例えば血圧の薬、風邪薬、痛み止め…
ためらいなく飲んでいませんか?![]()
薬にもリスク(副作用)があります。
それはみなさんきっとご存知の通りですが、
そのリスク(副作用)が、
薬が普及してから発覚することがあります。
例えばロキソニンの副作用に関しては
2016年に厚生労働省が、重大な副作用として
「小腸・大腸の狭窄、閉塞」を追加しました。
このように、
実際に普及してからこそ
わかってくる問題があります。
これは西洋医学の特徴とも言えると考えます。
もちろん、西洋医学はかけがえのないもの。
西洋医学にしか救えない命、病気がたくさんあるし、
そういう現場に幾度も直面してきているし、
私は西洋医学を否定しません。
ただ、西洋医学の特徴として、
「科学的根拠」から「治療法」が確立する
つまり①理論(≒根拠)が先にあり、
②あとで結果が出る
でも長くやってると色々問題が出てきたりする…
ということがあります。
本題です!!
鍼灸治療は、
「黄帝内経」という古い書物の理論を基に
成り立っています。
この「黄帝内経」、なんと
約2200年前には存在していた
と言われています。
そして、この「黄帝内経」に
何が記されているのかというと…
「治療結果のまとめ」です。
つまり、実際に鍼灸をやってみて、
どうなったのかという「結果」の数々を
まとめて、理論化したものが
「黄帝内経」ということになります。
ということは、
①「結果」から②「理論」が
生まれたということです。
理論化されたのが2200年前、
そこに至るまでどのくらいの年月を
かけて統計を集めていたのかは
誰もわかりません。
↑「十四経発揮」の一部で、
この図は1341年(元の時代)に
記されたと言われているそうです。
ここに書いているツボ、
今もしっかり使って治療が行われているんです。
これは一部で、現在WHOに認められている
ツボは361穴。
それが2200年前から
書物に書かれているのです。
「目に見える根拠」は確実に必要。
でも、
「結果から生まれた理論」も
なかなか魅力的だと思いませんか♡♡♡?
もちろん東洋医学にも弱点があります。
心筋梗塞の患者さんを救えるのは
確実に循環器の医師だけだし、
心臓が止まった状態の方を
除細動やアドレナリンなしに
救うことはできません。
お互いの弱点を補って、
お互いの強みを生かして
治療ができたら、最強ですね♪

