武くん。
きみをそう呼ぶことに違和感を覚えず、
反応がなくても自然に話しかけられるように
やっとなってきた。
この三週間、きみは母とともに実家にいたから、
父は週に一度か二度しか逢いに行けず、
祖父や祖母や叔母に後れを取ってしまった感がある。
泣くきみをあやしたり風呂に入れたりオムツを替えたりは、
実家の家族のほうがはるかに上手だ。
でも、昨夜から、きみは母とともに家に帰ってきた。
これからは、三人家族だ。
昨夜は、初めてきみの夜泣きを経験した。
遠慮がちで短い時間だったが、
きみが生きていることを実感させてくれる、
力強い泣き声だ。
今朝はなかなか泣き止まず、
慣れていない父はオロオロだ。
幸せで明るい家庭を築こう。
母と一緒に、よろしく頼む。