『PLUTO』(プルートウ)
『PLUTO』(プルートウ)は、浦沢直樹 作、手塚治虫 原作の日本 のSF サスペンス 漫画 。全8巻。
原作は手塚治虫の『鉄腕アトム 』に含まれる「地上最大のロボット」の回。監修・手塚眞 、プロデューサー・長崎尚志 、協力手塚プロダクション 。
作者の浦沢直樹が生まれて初めて漫画で感動した作品が、手塚治虫の『鉄腕アトム 』のエピソードのひとつである「地上最大のロボット 」であった。熱烈な手塚ファンである浦沢はこのリメイクを切望。2002年 冬、手塚治虫の息子である手塚眞にその許諾を求める。手塚は一度はこれを断るものの、その後の浦沢の熱心なラブコールに心を動かされ、2003年 3月28日 に「地上最大のロボット」のリメイクを了承。同年9月よりビッグコミックオリジナル にて連載がスタートした。
ストーリー
人間とロボットが共生するようになった時代。スイス最強のロボット、モンブランが殺された。同じ頃、ドイツのロボット法擁護団体の幹部が殺害された。
二人の遺体の頭部には“角”の様な物がほどこされていることからユーロポールが誇る高性能刑事ロボット、ゲジヒトは同一人物による犯行と考え捜査を進める。ゲジヒトは犯人の標的が自分を含めた7体の、大量破壊兵器になりうるロボットたちだと考えるが…。
感想
ロボットを中心とする世界観には、とても興味深いものがありました。
人間とロボットのあり方、
人間とロボットの違いなど、
かなり哲学的な境地に入り込める作品だと思います。
巻ごとに深みを増す重厚なストーリーに加え、ところどころに人とのつながり、ロボット倫理、単なるサスペンスではないのは言うまでもありません。
評価は100点中82点です。