決別


大場・小畑コンビの「バクマン。」第65回です。

恋愛がこじれると言うのは、正にこういう事なのかも知れない。
別に秋人が悪い訳でも蒼樹さんが悪い訳でも、ましてや見吉が悪い訳でもない。
だが、結局は秋人が見吉の知らないところで岩瀬愛子に会ってしまった事が全てを狂わせてしまいました。
岩瀬愛子との出会いが偶然だった事を説明するには蒼樹さんと会っていた事を説明しなくてはならない。
それは事態をさらにややこしくすると思うからこそ、決断出来ないでいた訳なのだが…?

それがキッカケで今度は最高と亜豆の関係もおかしくなってしまいました。
何でも自分には話してくれると思っていた最高が教えてくれないのでは、亜豆としても意固地になってしまうと言うもの。
ついには最高までが、亜豆の態度にキレてしまった!?
もう何が何だかぐちゃぐちゃですね(笑)。

果たして、この事態を上手く収める手段は残されているのでしょうか?
そして…こんな背景で描かれた「走れ大発タント」の結果は!?


嬉しい


さすが自分が原因で最高と亜豆の関係がおかしくなってしまっては申し訳なさ過ぎる。
そこで秋人はまず蒼樹さんとの交流を止めて、それから見吉に全部話して「もういたしません」と言い、それで許してもらえなければ仕方ないと考えたのだが…。
電話に出た蒼樹さんの反応の何と素晴らしき事よ!(笑)
秋人の電話が嬉しいと素直に言う蒼樹さん。
しかも、かなり秋人を頼りにしていると言われてしまっては、もう断れません!
無論、ここで心を鬼にして断るというのもひとつの選択です。
見吉に対しては、むしろその方が好印象でしょう。
しかし、「人間不信になっていた」なんて言われてしまっては、さすがの秋人も逃げ場なし!?
こうなってはもうどうしようもないので、このまましばらく様子を見る事になってしまったのです。

最高も亜豆も頑固者。
こうなったら意地でも元には戻らない!?
何かこうなって来ると、見吉が亜豆の為に一肌脱ぐ展開になりそうな気もして来ました。

さて、このところ恋愛関係でぐちゃぐちゃな「バクマン。」ですが、本筋は勿論マンガです。
ついに赤マルでの「走れ大発タント」の結果が発表されたのです!!

1位


何と、本ちゃん1位!??
これまで本誌・赤マル共に1位の経験がなかった最高たち。
この結果はかなり嬉しかった様ですね。
これにより連載会議に出すネームも「タント」に決定!
ついに本格的にギャグ漫画家としてスタートする事になったのです!
…こうなって来ると今までのようなストーリーものに戻って来る事が出来るのかな?

原作で


一方、蒼樹さんの方にもちょっとした問題が発生!
山久さんに言われて頑張って描いた「青葉の頃」でしたが、それでも絵的に色々問題がある様です。
そこで再びクローズアップして来るのが中井さんの存在!
何と、再び組ませて中井さんに描かせる形にして、本誌で試したいと言うのです!!

これには蒼樹さんに描かせる事にこだわっていた山久さんも従うしかなかったらしい。
打倒・亜城木夢叶という事で、このコンビでドラマ化を狙うみたいなのだが…?

山久さんは早速蒼樹さんに連絡を入れるのですが、それを聞いた青樹さんは自分で中井さんに連絡すると言いました。
が、結果から言えば、それが悪かったのかも知れません…。

つらい


高浜さんの仕事場で我が世の春を満喫中の中井さん。
二人目の女性のお誘いに得意満面の笑顔に!
つーか、この表情がやたらキモイんだが(笑)。
よくいるよなあ、こーゆー勘違いキャラって。
しかも、加藤さんが本気みたいだってのが状況を悪化させている気がしますね。
つまり、蒼樹さんも加藤さんと同じようにいい感じになれると勘違いしちゃっている気がするのです。

「もし本当に蒼樹さんが俺のことを好きなら…いける!」
いけるって…何処にだ!(笑)

条件


ファミレスに呼び出して上から目線の中井さん。
何と仕事でコンビを組むのに、恋愛を条件に出して来たのです!
それって、セクハラ親父のやり口だろ!
どこぞの社長が「君の企画を通したかったら今晩付き合え」と言っているのと何も変わりません。
その言葉に涙を浮かべる蒼樹さん。
そして…。

ラインバレル


「あなた最低です」
平手打ち炸裂!


人として最低だと言ってしまった蒼樹さん。
となれば、もう中井さんと組むのは不可能ですね。
というより、中井さんはもう仕事もらえないのでは?

さらに問題なのは傷心の蒼樹さんです。
このショックで、秋人に対して益々本気になるかも知れません。
そうなって来ると、いよいよ見吉も覚悟を決めないと行けなくなる!?

男女間の問題が続発する最近の「バクマン。」
果たして、どこから修復したらいいのやら?(笑)

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