日本のころろ文化や、お箸・風呂敷などについてお話を致しております「Les Misera Culture School~日本に息づく心配り〜」代表・講師の浅海です。
この度農林水産省より、Let’s!和ごはんプロジェクトの始動が発表されました。
このプロジェクトは、味覚が形成される子どものうちに、身近・手軽に健康的な“和ごはん”を食べる機会を増やすことで、和食文化の保護・継承につなげていくことを目指した、官民協働のプロジェクトです。*
子どもたちや忙しい子育て世代に、身近・手軽に健康的な“和ごはん”を食べる機会を増やしてもらうための活動を行う企業・団体*がそのメンバーに応募できるとのことで、私がお箸を通して行っている活動にも通ずるものがあると思い、早速応募をし、この度プロジェクトメンバーとして登録いただくことができました
早速ホームページでは、上方のバナー箇所、そして「プロジェクトメンバー」の欄に、Les Misera Culture School~日本に息づく心配り〜の名前やマークを掲載いただけております
私の活動は非常に地味に行っているものにて、大手の企業様や団体様ばかりの中に混ぜていただけていることに恐縮ながらも...とても嬉しく存じました
「子供に箸使いを教えるのは大変だから躾ない」
「子供にとって箸は使いにくいから、スプーンで食べられるカレーなどの一品料理の方が手軽で良い」
「箸使いが苦手で恥ずかしいから、友達と食事に行く際には和食を避ける」
「和食店ではお魚料理を避ける」
このような声を耳にすることは決して少なくありません。
人は、苦手なものは避けて通りがちです。
そして避けて通り続ければ、当然、縁遠いものとなり、身近・手軽に接することはできなくなります。
一方、弊講座受講後には
「これで堂々と子供の前でお箸を使った食事ができる」
「ご飯や和食を早く食べたい(正しい箸使いで日本食を口にするのが楽しみ)」
「日本人にとってお箸文化が特別であることを知ると、和食に向かう気持ちが違ってくる」
「和食にもっと接したくなった」
などといったお声を大抵いただけます。
「知る」ことは大切なファクターであり、人は「知る」と、積極的に接したり、表現したりしたくなるものなのです。
また技術(例えば箸使い)の衰退は、それにまつわる文化(例えば“和ごはん”、日本のこころ)の衰退につながるのです。
よって、弊社がアピールしたり取り組んでおります、お箸の持ち方・歴史・精神文化等をお伝えする各所での講演やレクチャー、ブログ発信等の活動は、「我々日本人にとって非常に身近に存在するはずであるにも関わらず、抵抗を感じたり、嫌厭したりされるようになってきた“和ごはん”について、箸を通じて、改めて身近に感じてもらう機会の提供になっている」と実感しております。
今後もお箸文化を伝承していくことは、正に『“和ごはん”を食べる機会を増やしてもらうための活動』 であり、子どもたち・子育て世代を対象としたそれは『貴プロジェクト参加メンバーとしての活動』に沿うものと存じました。