日本のころろ文化についてお話を致しております「日本に息づく心配り〜Le point de vue de Les Misera〜」の浅海です。
GWはいかがお過ごしになりましたでしょうか?
私はGW中の5月4日には、ブログ『口にしても安心♡安全な世界でたった一膳のオリジナルMy箸を作ろう!』や『二巾撥水加工風呂敷お土産付★ふろしき包み結び講座』でご案内をさせていただきました通り、日本橋室町の『東京キモノショー2018』で講座を行うべく出かけて参りました。
まずはご受講くださいました参加者様に、心よりお礼申し上げます。
日本各地でここの所雨の日が続いたことと存じますが、当日プレゼント致しました撥水加工の風呂敷は早速お使いいただけているかしら?(*^^*)
さて、今回のふろしき包む結び講座で何が何でもこれだけは習得しましょう!と楽しみながら何度も実践いただいたのは、実は包み結びの基本“真結び”でした。
“真結び”は、“固結び”や“本結び”など様々な呼び方がある、先端を2回交差させ固く繋ぐ結び方です。
皆さんは“真結び”、できますか?
出来ますっ♪♪♪
そう意気込んでお答えくださったあなた!
あなたの結んだ結びの完成形は下の写真のどちらでしょう!?!?
もしも上の結びになっていれば、大正解
あなたは真結びの達人です
反対に下の結びになっているとしたら...
その結びは、時間が経ったり、力を加えたりすると、スルッと抜け、ほどけてしまうはずです
この真結びができないと、風呂敷バッグの作り方をせっかくマスターしても、モノを入れて持ち運んでいる内にほどけてしまうのです。
風呂敷バッグに便利な輪っかやふろしきパッチンを使ってかっこよく出かけたいと思っても、お祝いにとお酒をカッコよく風呂敷で包んでも、途中で持ち手がほどけ、結局は中身を両手で抱えていく羽目に...
ちなみに真結びはある手順を踏まえていないと結べません。
基本の大切さをもここから学ぶことができるんですよね
そして今回真結びを習得くださった受講生さんが仰っていました。
「何を結んでも、いっつもほどけてしまうんです
今日その理由が分かりました」
そうなのです。
この真結びは、風呂敷の扱いの基本であることはもちろんですが、実は私たちの日常にも根付いているのです
例えば、靴紐。
例えば、お弁当袋やその紐。
例えば、コートのベルト。
例えば、買い物袋の口。
例えば、登山ロープ...などなど...。
ドラマなどで、ロープをつなぎ、そのロープづたいに上ったり下りたりするシーンを時折目にしますが、これだって、ちゃんと真結びができていなければ命は守れません。
防災対策にもなるのですョ。
“風呂敷”に留まらない“生活の知恵”のひとつ
=“真結び”
マンツーマンでもお伝え致しますので、お気軽に店舗又はメールにてお問合せください
真結びができるようになると、またひとつ、生活が豊かになりますよ