日本のころろ文化についてお話を致しております「日本に息づく心配り〜Le point de vue de Les Misera〜」の浅海です。
明後日からは少しづつ自由が丘店舗への引っ越し(*^^*)
ワクワクする気持ちを抑えつつ、今日は蒲田で銀行巡り等々。
蒲田をこんなにウロチョロすることも、もう少なくなるだろうなぁ...(*´꒳`*)
あちらこちらを歩き回っていると、東口に新たに「スーツのAOKI」の新店舗ができていたことに気がつき、ふと、店舗の壁面のこんなところに注目してしまいました。
皆さん、どこか気に留まりませんか
地図が分かりやすい!・・・いや、その他に(^▽^;)
私の気に留まったのは・・・「JTBさん」という記載です。
この記載、「JTB」でも良いと思うのです。
いえ、むしろ良くある記載は後者ではないでしょうか。
でもこの記載、とても好感が持てませんか?
日本語には、様、殿、先生、御中、各位、さん、くんのように沢山の敬称あります。
日本文化の基礎は上下関係で成り立っていますし、豊かな表現を持つ日本語らしい特徴ですよね。
そして、その様々な日本語を自ら選び使って気持ちを表現できることが、日本語の面白く楽しいポイントです。
この表示もそうです。
「JTB」でも良いところ、敢えて「スーツのAOKI」さんは「JTBさん」と表現した。
これは良し悪しではなく、「スーツのAOKI」さんの精神、考え方の表れなのです。
そして私は恐縮ながらかつて一度も入店したことのない「スーツのAOKI」さんにとても好感と親しみを持ちました。
きっと、店内でも心配りある接客をしてくださるお店なのだろうなぁ...と
ほんのこれだけの表現が、社風宣伝になるって、凄いことですよね
ちなみに弊社でも、働いてくださる従業員の方には、全てのクライアント様の名前を口に出す際は「さん付け」をするように徹底しています。
個人名に敬称を付けることは容易にできるのに、案外、社名は呼び捨てすることの方が慣れているものです。
敬称を付けて呼ぶだけで、尊敬の念がわいてくる。
正に言霊。
敬称も魔法の言葉の一つだと思います