昨日は知識・技術磨きとメンテナンスのため、ふろしき研究会の森田先生の特別企画講座を受講すべく、京都におりました。
今年1月に申込を済ませていた今回の講座タイトルは図らずも『防災活用のためのふろしき選び』でした。
風呂敷は、防寒になります。
風呂敷は、保温に役立ちます。
風呂敷は、身体を守ります。防災頭巾も作れます。
風呂敷は、鞄になります。素材によってはバケツにもなります。
風呂敷は、目隠しになります。
風呂敷は、埃よけになります。
風呂敷は、衣服替わりになります。
風呂敷は、臭い隠しに役立ちます。
風呂敷は、帽子やスカーフになります。
風呂敷は、領域確保や隔たりを作るのに役立ちます。
風呂敷は、三角巾代わりになります。
風呂敷は、タオル代わりになります。(素材による)
風呂敷は、物入れになります。
風呂敷は、物を包め、纏められます。
風呂敷は、繰り返し使えます。
・・・そして、風呂敷の色や柄は、心ばかりかもしれませんが、心に“和み”を与えてくれることと存じます。
風呂敷の定義は「四角くて丈夫な布」ということだけです。
50cm四方のハンカチだって、たった一枚で十分風呂敷としてバッグ代わりになりますし、帽子にもなります。
お風呂に入れない際でも髪の毛を纏めておくだけで多少なりとも気にならなくなるはずです。
身近に風呂敷がございましたら、是非ご活用ください。
尚、レイヨンやナイロンなどの化学繊維全般は、“燃えずに溶けて”しまいます。
身につけ、炊き出しなどの火が移った場合には、皮膚などに引っ付いて溶け、火傷をしてしまう恐れがありますので、化学繊維を身につけている時には、火には近づかないようにご注意ください。
(ダウンジャケット等をご着用の際にはご注意ください!)
最後に、まだ余震が続いているようですので、防災頭巾の作り方と、避難所などでの隔離スペース確保のヒントを記します。
お役に立つようでしたら、ご参考いただけましたら幸いです。
◇防災頭巾
大きめの風呂敷(若しくは手ぬぐい等の布製品)を広げ、新聞や雑誌などをくるんでかぶり、顎下で結びます。
◇隔離スペース
段ボールを両サイドに立て、それらに渡すように上から風呂敷(若しくはシーツやカーテンなどの布製品やゴザなど)をかぶせ、屋根とします。
組み立ててあるミカン箱2つに頭と足を入れ、上から風呂敷をかけると、よりプライベート感が高まります。