皆様こんにちは。

マナーOJTインストラクター

キッズマナーインストラクター

赤名麻由子です。

 

最近、気になる言葉があります。

「~じゃないですか」

「~じゃないですか?」

です。

 

皆様はこのような言葉で

質問されたことありませんか?

「~じゃないですか」

「~じゃないですか?」

最後が疑問形だったり

そうじゃない言い方もありますが

この言い方を耳にすると

なんだか一瞬考えてしまうのです。

 

例えば

洋服を選んでいて店員さんが

「このワンピース、すごくかわいくないですか~」

化粧品を選んでいて

「このリップ、すごくいい色じゃないですか?」

という言葉。

 

こう言われてしまうと

そうじゃない気持ちを持った時に

「いや、私は思わない」

という意見を伝える自分が

なんだか世間の基準とずれている人・・

のような気がしてくるのは

私の被害妄想でしょうか。

 

単純に

「この色いかがですか?」

とか

「この形はお好きですか?」

とか

個人の意見が言える聞き方だと

お客様の意見も言いやすいと思うのです。

「~じゃないですか」

という伝え方は相手の意見を聞く前に

既に意見が一つ出てしまっている状態です。

そこに対する答えは

YESかNOです。

 

販売の技術として

相手に小さな「YES」を言わせると

そのあとも

「自分がYESっていったことだし・・」

とYESが続き、最終的には

購入や契約に結び付けるという手法が

あります。

 

ですから極端な表現で言えば

「【このリップはいい色】ですよねえ?

そうですよねえ?

まさかこの色を気に入らない人が

いるなんて思わないんですけど

どうですか?」

くらいの強制的な印象を

感じてしまうのかもしれません。

(私の勝手な思い込みもありますが)

 

ハッキリ意見を伝えられる人には

この言葉も

「そう?全く気にならない」

程度の言葉かもしれません。

でもここに1人、気になる人がいるのです💦

1人でも気になる人がいるということ

は、他にも気になる人がいるかもね。

くらいの気持ちでいいので頭に

置いておいてくださいね。

 

そして皆さんも

同意を求めたいとき

相手のYESを聞きたいとき

無意識にこの言い方をして

しまっているかもしれません。

自分がそうだからです💦

 

同時に、この言葉は

相手に寄り添う言葉でもあるのです。

「お辛かったんじゃないですか?」

「練習、大変だったんじゃないですか」

相手のこれまでの過程や気持ちを

思い、こう考えたけどどうですか?

と寄り添う時にはこの言葉が響きます。

「分かってくれる?そうなんだよ」

と相手には嬉しく“分かってくれた”

と信頼を得られるかもしれません。

 

純粋に相手の意見を知りたい

相手の気持ちに寄り添いたい

 

その気持ちが

言い方も

伝え方も

正しく伝わる秘訣だと思いますよ。