皆様こんにちは。
マナーOJTインストラクター
キッズマナーインストラクター
赤名麻由子です。
皆様は
三配り(みくばり)
という言葉
ご存じですか?
接客業の方のみならず
人に対するコミュニケーション力アップ
に大変有効なもの
それが三配りです。
目配り
気配り
心配り
この三つを言いますよ。
目配り
まず、気づくことが相手に対する
アクションの一つ。
気付かなければ、手を差し伸べることも
言葉をかけることも出来ません
「知らなかった」
で済むことではありますが
“気付かない人”と
捉えられかねません。
まずは視野を広く
目配りしましょう。
気配り
気を配る
配慮する
ということです。
これは自分が主体になって行うこと。
自分が相手のことを考えた時に
“こうしたほうが相手が喜ぶのでは
ないだろうか”
というものを
自分主体で行っているもの。
寒そうにしている人に毛布を渡す。
とか
お水を飲みたそうにしているから
お水を入れる
等は
自分で気づいて起こした行動。
相手の要求を自分で予想して
動けること。
これが気配りです。
心配り
気配りと似ていますね。
何が違うかというと
主語が相手になります。
相手がこうして欲しいと思うこと
そこに重点を置いて
行動したり
言葉をかけたり
することです。
では、一つ例をお伝えしましょう。
廊下を歩いていると
大きな段ボールを持った女性が
歩いていました。
まずそこに気づく→目配り
重そうだな~と思って声をかけます。
「良ければ持ちましょうか?」
→気配り
しかし女性は
「ありがとうございます。
これは実は機密書類で私が運ばないと
いけないのです。お気持ちありがとうございます。」
と言いました。
女性にとっては、運んでもらうことは
本当に望んでいたことではないこと
だったようです。
そこで
「では、こちらのドアを開けますから
どうぞそのままお通り下さい。」
→心配り
女性は
荷物を持ってもらうことは
本当に望んでいたことではない。
でも扉を開けて置いてもらえると
そのまま通ることができて
とても助かった。
本当に必要としている助けを
相手の気持ちになって考えた時に
行動できた。
三配りが出来た。
ということになります。
だったら最初から
心配りが出来ればいいんじゃないか?
と思われるかもしれませんが
視野を広く気づかなければ
元も子もありません。
気遣いをしたからこそ
相手の本当に気づくことができる。
ですからどれ一つとして
なくていいものはありません。
皆さんもぜひ
三配り
気にして取り組んでみて下さいね。