Pilot Custom 743
※一部リンクがなくなっていたものがあったので修正しました。
Pilotが「本格派のための現代の書き味」と謳う
スタンダードモデルのCustomシリーズ
その中でも一番大きなペン先を備えるのがCustom 743
過去にご紹介したシリーズ最高峰の一角
Custom 845と同じ15号ペン先です
(14Kか18K、バイカラーか単色の差はあり)
スペック
- ペン先:14K 15号
- 機構:カートリッジ・コンバーター両用式(CON-70N付属)
- キャップ嵌合:ねじ式
- 軸:樹脂
- 全長:約149mm
- 最大径:φ15.7mm
- 重さ:約26g
- 価格:¥33,000 (税込)
これが現代のハイクオリティスタンダード
左がCustom743、右がCustom845の天冠です。
形状が違うので実はCustom743の方が2mm長いです。
845はエボナイトに漆で高級感たっぷりですが、743は樹脂です。
普段使う万年筆としてみれば、サラリーマンなら仕事場に
学生さんなら学校に、毎日持ち運んで使うと思います。
エボナイトに漆より樹脂の方が気を使わないしガシガシ使えます。
まさに現代のスタンダード、743はその最高峰。
キャップリングにはCUSTOM 743が刻まれます。
15号14金ペン先:実用万年筆の最高峰
845でも書きましたが、Pilotの15号ニブは実用万年筆として最高峰でしょう。
743はバイカラーではなく単色です。また、素材も違い845は18K、743は14Kです。
一般的に言う金の純度は18Kで75%、14Kで58.5%だそうです。
金が多く含まれるほど柔らかくなっていき、24Kで純度100%になります。
そう言った前知識があっての上でですが、845よりも743の方が硬く感じます。
紙から手に伝わるのはとてもソリッドな書き心地。
仕事なんかでサラサラ書く時にも本当ストレスフリーです。
同customシリーズは以下のラインナップで、ペン先だけを見ても
末尾の数字が大きくなるほどハイグレードになっています。
Custom 74 :14K 5号 ¥12,000
Custom 742:14K 10号 ¥20,000
Custom 743:14K 15号 ¥30,000
まとめ
実用品の国産万年筆の最高峰に匹敵するクオリティの1本
幅広い層から支持されるであろう、豊富なペン先を選べる万年筆
普段使いとしてガシガシ使って、頼れるパートナー。
15号ペン先と軸の良いバランスによって
長文筆記にもおすすめできます。
実はcustom 845やURUSHIでは選べないペン先も選べます。
Custom 845 : F, M, B, BB
Custom URUSHI : FM, M , B
Custom 743 : EF・F・SF・FM・SFM・M・SM・B・BB・C・PO・FA・WA・SU
※黒のみ
これだけペン先が選べるのも素晴らしいことです。
独断による総合評価
- 書き味※:9/10
- 美軸度:6/10
- スペシャル性(限定etc): 3/10
※ニブ、軸太さ、バランス、重さetc
算出方式: (1×5) + (2×4) + (3×1) =72点
総合評価:72点
再掲ですが845とのツーショット。
上が845、下が743。是非両方試してみてください。
今回ご紹介したcustom743。
ペンハウスさんのページでは豊富な字幅サンプルがあってわかりやすいです。
価格的にはペンの達人さんが相当お買い得です。
こっちは比較したCustom845です。
ペンの達人さんでは税込でもっとお得に・・個人的には赤軸も欲しい・・。