空気を読めないことに関しては定評のある私だが、色んなことを一瞬にして理解した。しかし人生に無駄なことなどひとつもないという先人の教えも正しい。
今回の旅は思わぬ収穫があった。
箱根は初めてだったが京都の嵐山に感覚としては近い。地の利のためにあらゆるものが高価格帯になっている。その箱根に東京オリンピックをあてこんだLuxuryな外国人向けのホテルを作ろうとしてるのでは。
老舗のホテルなら富裕層向けサービスのノウハウがあるが、泊まったホテルはそれがなく、試行錯誤している感じがした。
部屋に備え付けの薪ストーブはいいサービスだと思う。しかし夜10時以降は着けてくれない。旅の口コミにはこの薪ストーブの着火を巡って苦情の書き込みがある。10時少し前に着火してもらったがすぐ消えてしまいフロントに再着火を頼むと、時間外だからと断られた云々。これが都内のそこそこのホテルなら着火したろうと想像される。
ウケるサービスを提供したいがノウハウがないことの表れのひとつだと思う。あるいは人手かな。
従業員の大半が日本語が堪能な外国人なのだ。黒人、韓国人、東南アジア系。どの国から客が来ても大丈夫OK的な体制を作ろうとしてるんじゃないか。ホテル以外の分野からの参入で。
東京オリンピックというのは首都圏では大変なイベントなのではないかと、京都嵐山方面から来た人間は思った旅だった。
