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No.4
『ドニー・ダーコ』
(2001年公開)

一度観ただけでは判らない超難解なストーリーと衝撃の結末が話題を呼んだ《リチャード・ケリー》監督の異色サスペンス。

1988年アメリカ。精神的に不安定で常に安定剤を服用している、高校生のドニー・ダーコ (演:ジェイク・ギレンホール) はある日の夜、何かに操られるように外に飛び出し、突然現れた銀色のウサギ《フランク》に

「世界の終末まで、あと28日と6時間42分12秒しかない」

と意味不明なことを言われる。

翌朝、ゴルフ場のド真ん中で目覚めたドニーの腕には

“28:06:42:12”

という数字が書かれていた。

その日を境に、飛行機のエンジンが自宅に落下してきたり、ドニーの居るクラスに美少女の転入生がやってきたりと、彼の周りで奇妙な出来事が次々と起きていく。

果たして、フランクが言っていた“28日後”に本当に世界が終わってしまうのか?そのとき、ドニーは…

―――

2001年のサンダンス映画祭で数多くの喝采を浴びた《リバース・ムービー(=反転映画)》の金字塔。

主演《ジェイク・ギレンホール》扮するドニー・ダーコを軸に展開する可笑しくて切ない青春ドラマと、銀色のウサギが告げる世界の終末までの過程を、80年代の様々な音楽に乗せて、巧妙かつ複雑に描かれていきます。

死んでいるのか、生きているのか。どこまでが現実で、どこからが幻想なのか。それとも…。物語の難解さに翻弄されながらも、二度三度と繰り返し観たくなる、そんな不思議な映画です。皆さんも是非!

☆★☆ちなみに…☆★☆

映画史に残る衝撃的なラストもさることながら、物語終盤に流れる歌『MAD WORLD (狂気の世界)』は、ドニーの人生すべてを表しているようで、さらに切なくなりました。それでは最後に一言。

フランク:「Wake up, Donnie...」
(訳)目覚めろ、ドニー