唯今主義(ただいましゅぎ)


各人の境遇に必ず一つ二つは免れないさまざまの不如意も、またその時々によって起こる種々の問題も、決して絶え間なく私どもを苦しめるものではありません。

小言をいう老人も、朝から晩までやかましくいい通すはずはなく、乏しくとも朝から晩まで金を使わなければならない時ばかりではありません。

すべて外部から私どもに臨むものは、決して絶え間なくわれわれを苦しめるものではないのに、自分の至らない心が勝手にさまざまの不如意を絶えず心の重荷にして、苦しめられない時まで自ら求めて苦しんでいるのです。

~中略~

さまざまの不愉快や困難を持ちながら、多くの快活な時を持ち、ずんずんと自分の思う仕事をなし遂げて、常に境遇に支配せられず、自らよき境遇をつくってゆく人は幸いでございます。

(婦人之友  第107巻  第8号  より抜粋)
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思い返してみると、確かに、心配事や苦しい事はずっと続くわけじゃないのに何かあると心配事にとらわれて疲れちゃってることってあるなぁ

唯今主義、難しそうだけど心にとめてみよう