3月1回目の診察。。 | アイン シュタイン..には負けない!!

3月1回目の診察。。

3月は診察が2度ある。

1度目の今日..
注射をして
前回の骨シンチとCTの結果を聞き
そして・・診察
の状態だった。


驚いたのは、病院内がガラガラ..
今日は何でこんなに空いてるの??
って状態..

いつも以上にすぐに呼ばれた。
今日は、きっと時間がかかる...と思っていたのに。


先生と話しをするのも
あと2回か..
と思いながらの診察。

まずは、結果発表!!
今の所、転移・再発はないでしょう。。
多発の子宮筋腫がありますね...との事。
それは、婦人科でかかっているけれど
CTにしっかりと大きな大きな子宮筋腫と
いくつかの小さな子宮筋腫が映し出されていた。
悪性ではないモノの、それはそれで一種異様な感じがした。


先生も、予約患者が少ない日なのか..
色々と話をした。
そして私も報告を・・

父が10年位前に胃がんの時に先生にお世話になった事。
その父が、突然.. 亡くなった事。
先生は、非常に驚いた様子だった。
色々な事を覚えていて..
紹介状は、あの先生からで
手術の時にはこうなって..
いつもお正月には年賀状を頂いて..
と、本当に色々と覚えていてくれた。
有りがたい...

検屍の事を色々と伝えた。
肺水腫.. 肺に水がたまっていて心不全を起こしただろう..
という事。。。
先生は、逆の事もある..と離してくれた。
心臓が弱っていて、肺に水がたまり始める事もある。。と..
どちらが先だかはハッキリしないけれど
86歳になると、苦しむほどの体力は無いだろうから..
という検屍の先生に対しての意見は一緒だと言う。

先生の言葉..

たぶんね.. 苦しまなかったと思うよ。。

あっけない幕切れは、家族にとっては悲しいけれど
本人にとっては、苦しまなくて逝ける事が良い場合もある。
僕はね、若い頃自分より若い子が死ぬのが信じられなかった。
医学を勉強したハズなのに
若い子が死んでいく姿を見ているのに、
信じられなかったし信じたくなかった。
自分も若いのだから、自分より若い子はもっと若いハズだから..

永遠の命なんて無いのは解っているけれど
何故か若い子が死んでいく姿を許せないような気持ちもした。

それが・・
何年も医者をして、現実を見て...
苦しまないで死んでいく、死んでいける人は.. ラッキーな事かもしれないと
思えるようになってきた。
年をとったからかもしれない..
けれど、現実に自分がその場に近づいて行くにつれ
そうやって死ねる事は.. 有りがたく思えるのかもしれない。。


先生は、こんな事を言っていた。


勉強だけではなく、人間とふれ合い.. 話.. そして現実を見る。
父に問いかけてももう答えは返ってこないけれど
父の祭壇の前で、一応の報告をした。
きっと喜んでいるに違いない。
私の手術の日に会ったときにも、嬉しそうな顔してたっけ..


と、父のことばかり考えている訳にはいかない。
今度の診察が最後になる。
しっかりと診ていただこう。。