



Illustrator・PhotoshopはMacOSがOS9からver10(X)になった頃に、ver10の後、11ではなく、Creative Suiteというセットのバージョンで呼ばれるようになりました。CS/CS2/CS3/CS4/CS5とどんどん進化していっています。
MacがOSXになったことで、フォントが「CID」(フォントの種類)中心→「オープンタイプ」中心になり、Windowsとの互換も良くなりました。
しかしその過渡期は印刷工場を含め、「OS9でVer8で入稿」という鉄則がなかなか変わらなかったこともあり、CS3が出てもケチってそのまま頑張っていました。
周りもだんだんそっちの環境に変わっていきましたが、たいして仕事がなかったのもあり、フォントをアウトライン(画像化のような処理)して入稿すれば、バージョン9でも問題なくやってこれました。
ところが、お客様も高いバージョンを使い出した頃、問題がおきました。
Illustratorは下位保存(下のバージョンで保存すること)が出来るので、データ等をIllustratorでもらう時に、バージョンを下げてもらえば良いやーとタカをくくっていたら・・・
バージョンを下げてもらったデータは、長文で打っていたテキストが一文字一文字繋がらない物になっていたのです。
いや、一文字一文字ばらばらならまだ良いですね、中途半端に数文字で繋がっている部分もあったりと、結構悲惨な状況になってしまうのです。
これはCS以上から10以下に保存した時になる現象のようで、一応これを繋げるフリーのプラグイン等もあったりするのですが、これじゃあ、ページ物や説明の入るチラシなんか、実データでのやりとりがお客様と出来ません。
お客様に「うちのバージョンは古いので・・・」と情けない説明をして、泣く泣く諦める仕事も出てきました。
そして結局CS3+MacOSXの環境を強制的に揃えないとやっていけなくなったのでした。
それでもつい数年前まではVer8入稿もまだまだ多かったので、上記の理由で最初からOS9で作業しないといけない状況もあったりと、かなり面倒くさい状況でした。
CS4が出た頃からさすがにどこもOSX環境またはWindows環境になり、やっと最新を持っていれば良いという状況になったのでした。
(ちなみにIndesignは下位保存が一つ前のverでしかできないのと、 下位保存をしてもレイアウトが崩れたりしてしまうので、複数の人間で作業する際に同バージョンで作業しないといけないというかなり面倒な話になっています)
CS5.5(Illustratorは変わっていませんのでうちはCS5のままです)が出た後に月間で支払うライセンスもできたので、Adobe製品も買いやすくなりました。
未だに入稿データがver8じゃないといけないとかで、古いバージョンを使わないといけない事もあったりしますが、
「初心者でプロですが、手元にあるのはver9だけです」とか、どういうことなの!!?という環境は最悪ですね。フリーでやっていくのにはちょっと厳しいです。
いろいろとやばい疑いも出てくるので、Illustratorは必ず最新の物を買うようにしましょう。
Adobe Creative Suite 5.5 Design Premium Macintosh版/アドビシステムズ

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※1/30の記事ですが、アメブロのメンテにぶつかり、
アップが1/31の昼過ぎになってしまいました。
基本日が変わる前の日付で夜中に更新しています^^;