週末、子どもたちと一緒に
出かけたときのこと。
弟が学習ドリルが並ぶ棚のところで
おもむろに1冊のドリルを
姉に、これやりな！と言って
差し出しました。
見るとそれは
『小1かん字ドリル』
まてまて、小1のだよ？
でも当の姉は気がついてない様子…
まだ1年生気分なのかい？？
そんなことを思わないでもなかったけれど
もともと勉強はあまり好きではない娘。
覚えがイマイチなこともよくあり
毎日の宿題も
スムーズに終えられず
泣きべそかきながらやっていることも…
これ、1年生の復習になるね！
やってみたら？？
そう声を掛けると
娘はペラペラと中を見て
おもしろそう！やってみる！と言いました。
家で早速やってみます。
1年生のだから
けっこうスラスラ
なんかたのし〜！と
娘がスラスラと進めています
多少のミスもしていたけれど
今までより楽しく勉強を終えられた。
そんな感じに見えました
２年生なら２年生の問題をやる方がいいよね。
今習っていることをやった方がよさそう。
親としては
今進めている勉強を復習することを優先することも多いと思います。
でもうちの娘のように
今習っていることにばかり意識を向けすぎると
実はもっと前につまづいているところがあると
そこに戻る、ということがなかなかできません
すると
わからない、できない。
そんなことが増えていって
子ども自身が
どうせやったってできないし。
私には難しすぎるし。
楽しくない。つまんない。
こんなふうに
自分に自信を持てない
やる気が持てない
といった感情が生まれてしまいます
ここから
この負のスパイラルに入ってしまうと
大きくなってから
抜け出すのはなかなか困難・・・
だからこそ
普段から大切にしておきたいポイントが
ちょっと戻る
ということ。
私は
２年生なんだから２年生のドリルにしたら？とは
言いませんでした。
お勉強が好きではない娘に
少しでも勉強すること、学ぶことは
楽しいことだ、面白いことだ、世界が広がることだ！
そんなことを自分自身で感じて
自分の力で前に進む力をつける。
人に言われてやることばかりじゃ
やっぱりつまんないよね
だからちょっと戻って足踏みしたって平気。
成長して大人になってからも
それがダメなことだと思わないでいてほしいな
どんどん前に進むことだけが立派なわけじゃない。
１年生の時に３年生の内容がわかる。
誰もできないことができる。
なんでも1番になれる。
それもとってもすごいことだけれど
1歩進んで2歩下がる。
そんな毎日でもイイじゃない
戻った先で
できた！楽しい！嬉しい！
そんな感覚をたくさん感じ取ることができたら
それは間違いなく
その子の自信になり、やる気へと繋がっていくと思います
小さな赤ちゃんにさえ、
ママはどんどん前へ、先へを期待しすぎていませんか？
早くおすわりさせたい。
早く歩いて欲しい。
早く離乳食を食べられるようにしたい。
早くストロー飲みをしてほしい。
早くおむつを外したい。
それは
赤ちゃん自身が望んでいることかな？
まだ言葉で伝えられない赤ちゃんでも
意思を伝えられる子どもでも
同じです
本人が
そうしたいと望んだことなのかな。
本人の気持ちに寄り添って
その子のペースで進んでいく。
簡単にできそうだけれど
案外難しかったりもする。
赤ちゃんの頃から
寄り添うコミュニケーションが取れると
それは成長する過程でも
必ず活かされますよ