昨日の続きです。
ええ、もう、ノッテステラータ公演が始まるまでに、厄落とししてしまいたいんです〜
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○GOEの評価
平昌オリンピック後のルール変更で、GOEが➕3〜➖3だったところを➕5〜➖5になったんですよね。
しかも、GOEの1が基礎点の10%で計算されることに。
これは、ジャンプをプログラムの後半に跳ぶと基礎点の1.1倍がつくボーナス加点の効果を薄めてしまうんですよね。
何しろそれまでの、➕2か➕3か?は、誰が見ても納得するほどの出来栄えでなければ➕3が並ぶことはなかったのに、変更後は➕3か➕4か➕5か基準が曖昧で、誰が見ても素晴らしい出来栄えと思っても➕5とは限らない、という状況も可能になったわけです。
つまり、後半に跳んでも、もらえるはずのGOEよりひとつ低くつけられると、1.1倍のボーナスのぶんが消されてしまうんですよね。
しかも、GOEのプラス要件って、高さや飛距離があるとか、音楽に合っているとか、入りの工夫があるとか、「見栄えするぶんミスするリスクが高い跳び方」でしょう?
それが、ハイリスクハイリターンならまだしも、成功してもリターンが確実にもらえるとは限らない「ジャッジの胸三寸」だったら…
だけど、観客も視聴者も、得点にはつながらなくても、質の高いエレメンツは見応えあると感じているんです。
そのあたり、得点と実施が乖離すればするほど、ファンからは「自分の見る目のほうを信じる」と思われることになったのでは?
○PCSは結局のところ
ソルトレイクまでの芸術点に相当するものとしてPCSが設定されたのであれば、ジャッジの意識の中に同じ傾向があってもおかしくないのかな?と思います。
昔、フィギュアスケートは「それまでの実績がものをいう」競技だったのではないでしょうか。
ぽっと出の新人よりも、それまでの実績のある選手のほうが評価されることも多かったはずです。
もちろん、新人でも実力と実施が飛び抜けていたら別でしょうけど。
そしてやはり、ジャッジは(始まりが貴族のお遊びだし)特権階級目線で「私を感動させてみなさい」という気分だったのでは?
だから、ノーミスの演技、スタオベされる演技には高得点をつける、そんな慣例になっていた気がします。
○羽生結弦選手をお手本と認めていれば
羽生くんに対してだけは、難しいエレメンツの美しい実施も豊かな表現も、スタオベも観客の熱狂的な喝采も、スルーされていたんですよね。
GOEもPCSも出し渋られて…
現地観戦した方たちは、他選手にも(好演技には)それなりに喝采してきたはずです。
それを、羽生くんへのスタオベは「あって当たり前だからこんなもん」で得点を辛くされ、他選手に対しては「羽生ファンの多い中でもこれだけ好反応だから気前よくあげよう」って…
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いい加減にせんかーい💢
2014年、羽生くんが織田さんとの会話で「自分がもっと強くなって、日本男子もそれでもっと強くなって、そうしたらジュニアの子たちももっと強くなって…」そんな時代が来ることを待ち望んでいるのだと…
あいえすゆうもすけれんも、頑なに、羽生結弦選手をお手本だと認めなかったけど。
質の高いエレメンツを実施するスケーターさんじゃないと、アイスショーの世界では生き残れないんです。
もちろん、GOEを高くもらえなくても難易度の高いものを多く跳べば勝てる、という選手もいるでしょうけど。
それは、GOEで加点をもらう工夫をしている選手たちが、それを正当に評価された上での得点と順位でないといけないわけですよね。
そして、羽生くんが金メダル🥇を獲得したのを見て憧れた世代の選手たちが、続々と成績をあげてきています。
高難度への挑戦も、エレメンツのクオリティも、プログラムの完成度も、音楽との調和も、諦めずに高みを目指したその志を受け継いで。
もっと早く、(あいえすゆうが手渡ししてあげるまやかしの栄冠じゃなくて)真の、実力で頂点を目指す選手たちが正当に評価されるようにしていれば、競技の低迷も防げたのに…
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○マンガ「メダリスト」
これは13巻に出てくるので、ネタバレは読みたくない方たちはここでお引き返しくださいね。
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光ちゃんが試合で、いのりちゃんのために滑るというシーンが好きです。
高難度のジャンプを次から次へと決めて、いのりちゃんに、世界で一番眩しい光になるからと、ライバルとしての最強の自分を見せて「絶対にここまでおいで」と手を伸ばすんです。
普通なら、敵わない、無理だ、届かないと思うような場面で、いのりちゃんはその光ちゃんを「照らしてくれる希望の光」と言うんです。
これが、私が、この競技に望んでいたことなのだろうなと思いました。
羽生くんほどの高い質のエレメンツは他の選手たちにはなかなかできないかもしれないけど、それをジャッジが勝手にGOEの差をなかったことにしてはいけないんです。
選手たちがその、目指すべき高みに行くまで、羽生くんのスケートを「照らしてくれる希望の光」にしておけば…
羽生くんはずっと、「ここまで来てくれ」と…
待っていたでしょうに。
いのりちゃんに見せた光ちゃんのスケートのように、今も、羽生くんのスケートは「選手たちが目指すべき高み」にあると思っています。
読んでくださってありがとうございました。