羽生結弦選手のファンになってから、何かと記念日が多くなっている気がします〜


今日は、あの2015年NHK杯で

フリー216.07

合計得点322.40

の世界記録を達成した記念日❣️


だ、そうです。


ちょうど10年経ったんですね。


前日のSPで106.33を出して、ご自身がソチオリンピックで出した101.45の世界記録を更新したばかりでした。


男子シングル選手たちが超えられなかったSP100点の壁も、フリー200点の壁も、合計得点300点の壁も、全部羽生くんが最初に超えたんですよね。


╰(*´︶`*)╯♡


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あ、もうええ?(⌒-⌒; )


「誰かが『できる』と見せてからなら自分にもできると思えるかもしれない」けど、「最初に『できる』を見せる」のは1人だけです。


それをやった羽生くん、カッコいい❣️


…………


そして当時を振り返ってみると、何故あれほど誰も得点の壁を超えられなかったのか、羽生くんだけがその壁を粉砕してしまったのか、わかると思います。


SPは3-2か3-3か4-2か4-3のコンビネーションジャンプ、単独の2Aか3A、「難しい入り方からの単独ジャンプ」が3回転か4回転、同じジャンプはコンビネーションジャンプのファーストとセカンドのみOK、後半のジャンプは1.1倍のボーナス。


この規定だと、「難しい入り方からの単独ジャンプ」を何にするか?を先に考えないといけなかったのではないでしょうか。


クワドジャンパーでもそのクワドを難しい入り方から跳べるか?というと、そうではなかったように思います。


だからソチオリンピックの頃のクワドジャンパーのほとんどは、コンビネーションジャンプを4-3(か4-2)にして、単独ジャンプを3Lzや3Fにしていたのでしょうね。


それを羽生くんは、難しい入り方からの単独ジャンプを4Tにして、後半にカウンターからの3A、3Lz-3Tのコンビネーションジャンプを跳んだんですから。


全部のジャンプが基礎点が高くてGOEももらえて3Aと3-3は1.1倍も…


という、クワドを4Tだけの構成で最大限の得点を出せる工夫がされてましたから。


PCSが上がるようにスケーティングも磨いてきたことも奏功しての、パリ散の世界記録でしたよね。


一方でフリーは、福岡GPFでは最初の4Sで転倒、ソチオリンピックでも4S(と3F)で転倒、世界選手権ではノーミスではあっても堪えたジャンプが多くてGOEをそんなにもらえる出来ではなかったので…


Pチャンさんの世界記録には届かなかったのでしょうね。


翌シーズンは衝突のアクシデントや尿膜間遺残症の手術があって、GPFと国別対抗戦しか高得点をもらえる出来にはならなかったので…


しかも、GPFでは3Lzで転倒、国別対抗戦では4Tのところが3Tになって、ザヤックルールのために3A-3Tの予定を3A-2Tにしたので、ノーミスでも基礎点がいつもより低かったんですよね。


つまり、ソチオリンピックシーズンも、その翌シーズンも、予定していたジャンプ構成で最大限のGOEをもらえる出来のフリーがなかったんです。


それを、クワドを増やしてノーミス、パーフェクトなSEIMEIをNHK杯でやったんですから。


基礎点が高くなって、GOEで最大限にもらえて、PCSでも高評価をもらえる出来だと、その破壊力は驚異的だったということですね。


…………


そしてSEIMEIという、日本の映画を題材にしたプログラムで世界記録を出したのも凄かったですよね。


欧米の、白人のスポーツだったフィギュアスケートで、日本をテーマにしたプログラムが世界で高く評価されたんですから‼️


そして、平昌オリンピックでSEIMEIは金メダル🥇プログラムになりました。


人種も、国境も、それによる偏見や差別も、思い込みに過ぎない悪い慣習も、得点の壁と共に粉砕できるのだと…


人は、スポーツと芸術の力で「人が勝手に作った壁」を超えられるのだと、世界に知らしめたSEIMEI…


やっぱり羽生くん、カッコいい❣️


読んでくださってありがとうございました。